講談社学術文庫<br> 天皇の歴史〈7〉明治天皇の大日本帝国

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講談社学術文庫
天皇の歴史〈7〉明治天皇の大日本帝国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065118511
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0121

出版社内容情報

天皇は薩長の「操り人形」だったのか? 復古と欧化を決断し、国家とともに成長して「建国の父祖」の一員となった「大帝」の実像。講談社創業100周年記年企画として刊行され、高い評価を得たシリーズの学術文庫版、第7巻。本巻では、明治天皇から大正天皇まで、近代国家建設期における天皇の役割を検証する。
「王政復古の大号令」の夜、小御所会議で「幼冲の天子」と揶揄された16歳の少年は、その後、伊藤博文ら元勲たちと信頼関係を結び、「建国の父祖」の一員として自ら重要な決断を下していく。幕末の混乱のなかで皇位につき、現実政治の厳しさに直面した若き天皇は、いかに鍛えられ、成長していったのか。生身の政治家としての成長を追う。
また、京都の公家社会を離れて東京にうつり、新たに「宮中」を創設した明治天皇は、最初の「東京の天皇」であり、復古の象徴であると同時に、欧化の体現者でもあった。和風建築でありながら、儀礼の空間は洋風に装飾された明治宮殿。国学的な尊王論に支えられた神道の主宰者ながら、髷を切り、西洋料理を食した天皇は、歴史上初めて、「憲法」というものによってその地位を規定された存在であった。
そして、明治以前の天皇が、決して人々の前に姿を見せなかったのに対し、明治天皇は全国への巡幸や「御真影」で国内外にその存在をアピールしていく。洋装の皇后も天皇とともに姿を見せ、慈善活動や女子教育に新たな役割を見出す。西南戦争を経て、国会開設から日清・日露戦争へと向う国民国家建設の時代は、この国に住む人々に「我らの天皇」という意識が生まれてきた時代だった。[原本:『天皇の歴史07巻 明治天皇の大日本帝国』講談社 2011年刊]


序章 欧化と復古を生きた「大帝」
第一章 小御所会議の「幼冲の天子」
第二章 京都の天皇から東京の天皇へ
第三章 明治憲法と天皇
第四章 立憲君主としての決断
第五章 万国対峙の達成
終章 君主の成長と近代国家

西川 誠[ニシカワ マコト]
著・文・その他

内容説明

幕末の混乱の中で皇位に就いた少年は、京都を離れて江戸城跡に新たな宮殿を構え、「建国の父祖」の一員へと成長した。復古の象徴にして神道の主宰者はまた、その存在が近代憲法に規定され、髷を切り、軍服を着た「欧化」の体現者だった。洋装の皇后とともに巡幸と御真影でその姿を国民に見せ続け、「万国対峙」を追求した「我らの大帝」とその時代を描く。

目次

序章 欧化と復古を生きた「大帝」
第1章 小御所会議の「幼冲の天子」
第2章 京都の天皇から東京の天皇へ
第3章 明治憲法と天皇
第4章 立憲君主としての決断
第5章 万国対峙の達成
終章 君主の成長と近代国家

著者等紹介

西川誠[ニシカワマコト]
1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。川村学園女子大学教授。専攻は日本近代政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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バルジ

3
明治天皇の生涯と「大日本帝国」の草創から国是であった「万国対峙」の達成までを描く。 記述にメリハリがあり、天皇の生身の姿と同時代の政治史が上手く絡み合っている。 「明治」という時代を演出した卓越したプロデューサーとしての伊藤博文の姿や、士族侍従として宮中に尚武の気風を吹き込ませた西郷隆盛等、多彩な人物が明治天皇の姿を引き立てていて面白い。「創られた」皇室祭祀や儀礼・制度に関する記述も豊富なので、天皇退位は目前に迫る今、立ち止まって近代の「皇室」を考える手引きにもなるだろう。 2018/12/01

Eiji Nanba

0
本書の主人公は明治天皇。この辺りからは自分にとっても大いに興味のある時代に入る。さすが、「天皇の…」というタイトルにもあるように、本書では歴史を全体的に俯瞰するというよりも明治天皇の側に軸足を置いた感じで語られている。これは自分には考えてこなかった視点だった。良書でした。2019/11/25

NoDurians

0
元勲・明治天皇の存在と前提とした明治憲法が、大正・昭和期にうまく行かなくなる理由が分かる。2018/11/30

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