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出版社内容情報
真相は、いつも桜の樹の下に。小説家探偵×文学少女の大反響ミステリー最終巻!小説家探偵・能見啓千は、断筆の原因を作った香月綴の殺害容疑をかけられてしまう。抗う姿勢を見せない啓千に対し、彼を救うため奔走する綾乃。本の世界(フィクション)を愛してきた少女は、圧倒的な現実にどう立ち向かうのか。そして綴の死の真相とは!? 小説家探偵と文学少女の物語、ついに完結!
モリエ サトシ[モリエ サトシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
27
レンタル。最終巻。最後まで啓千さんを取り巻く人々は変な人(自分の意見を受け入れないなら殺してしまえと考えるような)ばかりだったけれど、綾乃の存在が彼を現実の世界に留めてくれて良かった。新作小説に込められた想いは、親愛も愛欲もひっくるめた最愛だったらいいな。綾乃の発言で赤面する啓千さんが可愛くて堪らない。絵柄はあっさりめだけど、どことなく耽美で退廃的でエロティックな雰囲気が好きな作品だった。モリエサトシさんの他作品も読んでみたい。2018/06/13
かおりんご
22
漫画。完結した!けど、二人の関係はどうなるの?2018/07/22
あまね
18
都筑応居の作品を愛するあまり、現実の方を小説に合わせようとした人々の狂気が怖い。物語大好きっ娘の綾乃が、現実と物語の境界をわきまえていて、啓千を現実に引戻し、尚且つ再び物語を書かせる原動力になる。古今東西、たった一人のために書かれた物語ほど傑作が多いのも確か。いつまでも啓千の背中で小説を読む綾乃が見ていたい。2018/07/11
きなこ
13
周りにいる人みんなが狂わされてしまうなんて、大変だなー。綾乃ちゃんだけはずっとまともだ。人がたくさん死んじゃうし悲しいけどあんまりドロドロしてなくて心静かに読める。面白かった。2018/05/16
よしざね
13
装丁からして、もう好き。啓千さんと綾乃ちゃん、物語を共有できる関係性がほんとに素敵。前巻よりちらついていた謎の美女・綴さんがとうとう存在感を増す中、綾乃ちゃんこそが啓千さんのパートナーであり、現実を生きる糧であること、心を揺さぶる存在であること、その説得力がすごい。モリエさん、白泉社よりこっちが合ってたのかな。次作にも期待大。2018/05/10