- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 講談社 キスKC
出版社内容情報
―きみはその目で何を見てる? その耳で何を聞いてる? その心で何を感じてる?―気持ち悪いオタク男子として教室で生きる茅野。まわりからかわいいと褒められながら教室で生きる繭。繭が茅野の好きな魔法少女のアニメに似ていること以外、接点がなかったはずの2人の世界があるときから混じりはじめ…。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
32
「みんな自分が見てるものが本当だと思ってるけど、茅野君は逆だよね」。読み友さんの感想から。現実を忌避してマイナーなアニメキャラ「ピュアミント」を心の拠り所として生きる男子高校生の茅野は、ある日クールな美少女として構われながらも距離を置かれがちな繭と距離を近付ける事に。スクールカーストと言うレイヤーに遮られながらも、共に社会に対する疎外感を感じる二人の人生が交差する時、生きづらさへの一つの答えが提示される。陰キャオタク男子のリアリティ、カースト上位である事の空虚さが細密に描かれた良作(以下コメ欄に余談)。2019/08/23
ぐっち
21
オタクな主人公・茅野と、魔女っ子にそっくりなクラスメイト・繭。繭がいい子で読みやすかったけど、茅野が隠れイケメンでもなく、さっくり終わってて衝撃でした。2018/02/03
ジロリン
14
平成版・電車男?とみせかけ、実はこれは「平成版・エルメスたん物語」である、事はタイトルから推察できる。電車男はエルメスとの出合いにより変化していったが、この<エルメス>は<電車男>との出合いにより変わってゆく。一見スクールカースト上位で、なんの不満・不安もないと思われる繭でさえ生き辛さは抱えているものなのだ…石を投げられるのを覚悟で言わせてもらうがwワタシ自身、子供時代~思春期は繭のような環境で過ごしてきた。全然知らない異性から、いきなり「好きです!付き合って下さい」とか告白され困惑する気持がよく分かる…2019/08/13
パンダプー
8
kindle で。朝日新聞の今朝の書評みて購入。一巻と書いてあるけど、完結?? なんか良いね。うん、魔法がゆる〜くかかった?2018/02/04
あさひ
4
持ってない人も持ちすぎてる人もなかなかに生き辛い。学校という檻の中で同調圧力に曝され、息を潜めるように慎重に毎日をやり過ごしている。キモオタの茅野とキラキラ女子の繭。真逆の存在なのに、他人が押しつける自分のイメージを嫌悪しているという点では共通している。魔法少女ピュアミントはイメージに縛られ窒息しかけているふたりを愛のパワーで救うのだ!2018/04/02
-
- 和書
- 終わる世界のアルバム