- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年（中高生・一般）
- > 講談社 週刊マガジンＫＣ
出版社内容情報
大今 良時［オオイマ ヨシトキ］
著・文・その他
1 ～ 1件／全1件
- 評価
-
工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
138
フシがノッカーに襲われなかった4年間。フシとグーグーとリーン、そして酒爺とピオラン達に幸せな時間が過ぎる。グーグーとリーンが過去を知り幸せが頂点に達した時、ノッカーが襲いかかる。グーグーの献身とリーンの決意。そして生まれるフシの自我。自分とは何か。ノッカーに奪われたマーチの記憶。それは真の意味でのマーチの「死」であった。自我を得て、驚異的に成長するフシ。大事な人達を守るという意志が生まれ、球体での始まりから隔世の感がある。フシはどこまで成長しノッカーを倒すのか。良い意味で先の展開の予想が出来ない期待作。2017/09/15
眠る山猫屋
72
フシはグーグーや酒爺、ピオラン、そしてリーンによって家族を学び、護るべきものを学んだ。グーグーもまた、捨て鉢にならず生きる事を学び、リーンは真実を見詰める事を学び、酒爺たちは親の心を学んだ。家族って凄いなー。フシだけじゃない、みんな成長している。・・・それなのに、この家族の結末は辛かった。解ってはいたけどさ。フシがグーグーの姿に変わった時の苦悩(フシは喪われたものを記憶するから)が悲しい。また、同じくらいマーチの記憶を奪われた事が切なかった。次巻クレイジーな雰囲気の子供たち、引っ張り回してくれそうだ！2017/09/21
まろんぱぱ♪
36
グーグーとリーンの生きざま、絶望と希望?希望ってあれなのかなぁ？哀しいが、また出会う、ちょっと謎？2018/03/20
ひー
36
予約して表紙を見たら、宮殿に住む裕福な少女リーンが命を落とすのではないかとハラハラしながら読みました。リーンは表情も仕草も抜群にカワユイ！自分がたとえ（訳ありの）ブサイクな男グーグーだとしても振り向かせたくなったと思う。二人がお互いに男女の思いを通わせることができたシーンは第４巻のピークでした。ネタバレ（注）→2017/09/16
トラシショウ。
34
「キミが好きだ、リーン」。四年の間隔をあけ、よりしたたかにやって来たノッカーの襲撃による混乱の最中、「兄」であるグーグーの姿を写し取る事が出来てしまったフシ。自分が写し取れるのは「命のないもの」だけ。その事がフシに否応なしにグーグーの死を告げる。元々「球」だったフシに脳や感情はない。人間の姿を写し取った際にあくまで脳や内蔵と言う器官を模倣したに過ぎない。ヒゲが生え衣服を着替えるのも、即ち人間の生活の真似だし、だからその脳に浮かぶ感情も借り物だ。それでも胸に沸き起こる、この感情は、何だ(以下コメ欄に余談)。2017/09/19
