大江健三郎全小説〈14〉日常生活の冒険/取り替え子/憂い顔の童子

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大江健三郎全小説〈14〉日常生活の冒険/取り替え子/憂い顔の童子

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  • サイズ A5判/ページ数 730p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784065090077
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

個性の塊のような親友に導かれての『日常生活の冒険』。自らの意志でむこう側へ行ってしまった友―義兄の映画監督との関係を描き、著者に「私の一生の中で、最も大切な三作のひとつであると思います」と言わしめた『取り替え子(チェンジリング)』。滑稽かつ悲惨な老年の冒険をつうじて、死んだ母親と去った友人の「真実」を探す『憂い顔の童子』。魂に真の和解はあるのか?

【収録作品】
日常生活の冒険
取り替え子(チェンジリング)
憂い顔の童子

──親しい友人の死

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

28
義兄・伊丹十三をめぐる三作を収録。驚いたのが、伊丹のことを1963年にすでに小説として書いていたということだ。さらに驚かされるのは、その『日常生活の冒険』において大江健三郎は、伊丹をモデルとする斎木犀吉を自死させるのだ。もちろん、当時の大江がのちの伊丹の運命を知るはずもなく、あるいは真の文学が持ち得る予知的な力でもなんでもなく、だからこそ大江は実際の伊丹の自死に対し衝撃を受けたし、ゆえに彼は再び伊丹を小説に取り込まねばならなかった。(つづく)2025/11/04

OHNO Hiroshi

4
「日常生活の冒険」友人の死、それ以後、その死んだ友人は自分とともに生き始める。 「取り替え子 チェンジリング」 ”もしあなたが死んでも、私がもう一度生んであげるから、大丈夫。” 「憂い顔の童子」    途中で読むのを断念。2019/07/03

長岡崇

0
取り替え子のみ2023/03/23

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