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出版社内容情報
大今 良時[オオイマ ヨシトキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
137
旅を続けるフシの新たな出会い。「人間ごっこ」と揶揄されるフシと人々の交わりがフシに「人間」としての感情を芽生えさせる。好意を寄せる女の子リーンを救うために少年グーグーは瀕死の重傷を負う。酒爺により蘇生したグーグーは顔を酷く損傷し仮面を常に被る。酒爺の家で出会うフシとグーグー。再会するリーンとグーグー。巨大なコンプレックスと闘うグーグー。そんな日常にノッカーが現れフシを急襲する。見事な構成と展開。少年と少女の成長を巧みに描く。単なる幻想譚ではなく、人としての心の痛みが胸を打つ。期待の作品。次巻が待ち遠しい。2017/06/21
眠る山猫屋
71
婆ちゃんに酒じぃ、良いキャラクターです。そしてグーグー。誠実に生きて、前を真っ直ぐに見つめている。怪物のような容姿になってしまっても・・・。彼から学ぶことは多いね、フシ。でも破滅の足音が聞こえてくるようだ・・・。2017/07/12
まろんぱぱ♪
44
グーグー&リーン編って言うんですね。大切なものがフシの横に、感情と思いが垣間見えようになる。やっと共感できるようになってきた。2018/03/18
Nyah
35
敵と初めて遭遇。フシはグーグーと出会う。グーグーは女の子を助けた際に丸太で顔を潰された。その女の子が家出してグーグーの働く酒造所兼酒屋にやってくる。フシはグーグーと力を合わせて敵と戦う。フシはグーグーに教えられ炊事や掃除を覚える。2021/12/08
トラシショウ。
34
「わカった。オレ、グーグーいないと大人ニなれない」。マーチの死からヤノメの街を去り、老婆ピオランと共にまた別の土地へとやって来たフシ。自分の境遇を嫌った結果人間としての自分を見失った少年グーグー、彼が想いを寄せる裕福な家庭の少女リーンとの交流がまた少し彼を更新させる。そんな中、またしても襲い掛かる「観測者」により「ノッカー」と名付けられた「敵」との山中での死闘。闘う事を拒絶したいフシを救うのは・・・。これまでと似たような導入に見えてかなりの新展開。彼は大きな感情を獲得しようとしている(以下コメ欄に余談)。2017/07/02