少年マガジンＫＣ ＵＱ ＨＯＬＤＥＲ！ 〈９〉

赤松健

講談社（2015/12発売）

• サイズ コミック判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784063955637
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

ダーナの城で出会った、１６歳のキティと再会を約束した刀太。しかし、無理ゲー試練の前に、刀太為す術なし！？

都に行って一旗揚げる！　それが近衛刀太のでっかい夢。村長が課した旅立ちの条件は、育ての親であり、優れた魔法の使い手、雪姫を倒してみせること。雪姫に挑戦する日々を送っていた刀太だが、2人の前に現れた賞金稼ぎとの戦いによって、自分が“不死身”の存在であることを知る‥‥！　『ラブひな』『魔法先生ネギま！』の赤松健最新作は、“不死者”たちが躍動する近未来バトルファンタジー！！

「狭間の魔女」ダーナの元で修業中の刀太達。ダーナの城で出会った、16歳のキティと心を交わした刀太は、「4日後」の再会を約束する。しかし……修行クリアの目安はひと月！　さらに……ゴールである廃城に待ち受けるのは、フェイトと同等レベルの強敵！！　為す術なしの刀太。その時、彼の前に現れたのは……！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[合縁奇縁]

16歳のキティと「4日後」の再会を約束するが、ダーナからひと月かかる修行を課される。目的地の廃墟にいたのはフェイトと同等レベルの上位雷精の「ルイン・イシュクル」。刀太の心が折れそうになった時、残留思念の中でキティと出会って闇魔法の「太陰道」を取得。刀太はルイン・イシュクルの雷を掌握し「雷天大壮」を使って撃破！！ダーナに大会出場許可をもらい、やっと修行から解放された4人。刀太の雪姫の告白がストレートすぎる。新キャラ近衛の姉妹、しのぶ、いいんちょうの孫が登場。

2019/06/25

[exsoy]

「五百年遅いわ」にニヤニヤ。／いさながまんませっちゃ…このえ…おばあちゃん…つまり二人は…？

2015/12/18

[highig]

( ＾ω＾)・・・なんだこれは？・・・なんなのだ、この気持ちは？・・・切なさ炸裂？否！断じて否！そんな安っぽい気持ちでは断じてない！はぁぁぁ～いいなあ～いい！凄くいいぞコレ！ブーンの琴線にピキピキ触れる。顔がニヤついて・・・フｧｧ～。まあ、ブーンのキモさは措くとして、傑作。前巻の流れを引き継ぐ素晴らしい内容だ。やはり主人公が・・・イイ！単純であることが素直に純粋であると受け取れる。少年漫画の主人公として文句なしだ！こういうキャラクターには感情移入しやすいのだ。そして今巻、主人公に感情移入して読むと・・・。

2015/12/17

[袖崎いたる]

主人公が、まさか『UQ』以前の『ネギま』においても潜在的にエヴァの人格に影響を及ぼしているとは…という驚きが、『ネギま』以来の読者に与えられる。と同時に、彼女のキャラクターが本質的に善であることもまた告げ知らされる。また、不死であることにおける死ぬことの幸運（「死と合わさる」で〝死合わせ〟（幸せ）？）に関する思考実験がちょっぴり展開されてる。よく流行歌で「永遠の愛」だのといった歌詞が用いられているが、あれをマジに受け取ってみる思考実験の切実性が、この作品にはある。いかに幸福と寿命が密接かということが。

2016/04/18

[トラシショウ。]

狭間の魔女ダーナの力の導きにより過去の雪姫＝エヴァンジェリン＝キティとの束の間の逢瀬を続け、その助力により自分だけの必殺技の糸口を掴みかける中、ダーナによる一ヶ月の猶予を要する高難度の修業を、キティとの逢瀬に間に合わせる為にスピードクリアを目指す、刀太の苛烈にして濃密な、繰り返される「四日間」の激闘。ノースリーブ白ワンピに麦わら帽子のキティが大変可愛らしいが、刀太にこの往年のエロゲヒロインみたいなセンスの手解きをしたのは誰だよ(笑)。拒絶され否定され、それでも立ち上がる刀太が眩しい(以下コメ欄に余談)。

2015/12/29