月刊少年マガジンKC<br> 龍帥の翼 史記・留侯世家異伝 〈3〉

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月刊少年マガジンKC
龍帥の翼 史記・留侯世家異伝 〈3〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 224p
  • 商品コード 9784063925623
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

劉邦軍の軍師となった張良。その初戦は倍近い八千の秦軍が相手。己の首をかけることになった戦いの行方は!?『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。秦末の動乱期に覇を争った項羽、そして劉邦の生きざまを描き出す歴史絵巻。主役には天才軍師・張良を据え、偉丈夫達の興亡を紡ぎだす!

始皇帝、突然の病死により大陸は動乱の時代に突入。各地で英傑達が決起していく。そんな中、張良は“愚の龍”劉邦の軍師となる。その初戦は八千の秦軍が相手‥連敗続きで瀬戸際の劉邦軍を、天才軍師は勝利に導けるのか!? 己の首をかけた、戦いの幕が開く!!

川原 正敏[カワハラ マサトシ]
8月17日生まれ。広島県三原市出身。1985年、『パラダイス学園』でデビュー、代表作に『修羅の門』『修羅の門 第弐門』『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』『海皇紀』がある。1990年、『修羅の門』で第14回講談社漫画賞受賞。趣味は草野球。現在月刊少年マガジンで『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』を連載中

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はな

34
黄石の宣託、素敵すぎ。人を前向きに導いてくれるご宣託!窮奇と張良と黄石のこの3人、強い旦那と頭の回る主夫&賢い娘とで、家族みたい(笑)とても良いチーム。初陣は見事に張良の圧勝。笑顔だけど、人の命の重さを知って震えながらも采配を振るう張良。でも、だからこそ強い。劉邦もなんだかんだ、人に支えられ、その器があって人に愛される性格だからこそ、応援したくなるし、力になろうと思う。でも黄石と戯れてるのを見ると、親戚のおじちゃん感が抜けない(^o^;2019/09/16

瀧ながれ

29
張良さんがんばった。大きな戦いを采配するのは、これが初めてなんですね。どんなに情報を集めて頭脳を絞っても、すべては、こんな若造のいうちょっと常識はずれなことでも、丸呑みして従ってくれる劉邦あっての策ですが、そういう意味でも、劉邦と張良は相性がいいですね。蕭何さんも、地味においしい言動をしていて嬉しいです。口数すくないけど言うことは言う窮奇もかっこいい。奪われた「豊」を取り戻したい劉邦を、なだめて説いて、ほかの土地から順番に攻めていくという展開が、焦れも楽しくておもしろかったです。2017/01/19

いおむ

20
電子無料版にて。面白い。本買おう。2022/05/22

T.Y.

14
劉邦軍に軍師として参加した張良の初陣。甯君から兵を借り碭の街を攻める。かなり危うい策を窮奇の一喝で可能に転じる辺りがいかにもこの作者の作風。史書に登場しない人物に大手柄を挙げさせないという点で原典に忠実でありつつ独自に魅せる工夫がこれか。今回も黄石の眼力が頼れること、神懸かり的である。軍師の謀は人でなしの業と自覚して震えてるのも良かった。冴えないオッサンに見えた劉邦もどこまでも無謀な策に乗ることでいい味を出してきた。項羽と出会うであろう次巻は更なる盛り上がりが期待できそうで楽しみだ。2017/02/08

新天地

14
劉邦のバカだけど計り知れない器の大きさが快い。『海皇紀』風に言うなら器が計れないのは底が抜けているから、だろう。張良の鬼謀が発揮されたが、初陣では実は震えていたというのも好印象。そして作り話や噂話はネガティブキャンペーンでなく士気を上げるために使うのが正しいというのも面白かった。2017/01/25

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