- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 アフタヌーンKC
出版社内容情報
古代史と近代史がクロスする! 安彦良和が一番描きたかった日本史の集大成となる、超大作歴史ロマンです!
明治三十六年、満洲へ「好太王碑」調査に訪れた安積亮。日露戦争が始まり社会が揺れる中、安積は四世紀末・神功皇后の時代の夢を見る。確かに神功皇后は朝鮮に渡っていたという夢。日露戦争終結後の明治三十九年、日本政府が朝鮮支配へと乗りだす中、天皇家に抗う革命勢力の陰謀に巻き込まれた安積は逮捕されてしまう。誤解は解け解放されるも、再び大陸へ渡った安積は、満鉄調査部の人間として歴史の証人となることを決意する!
【著者紹介】
北海道出身。アニメーター・アニメーション監督を経て、1979年に漫画家デビュー。『王道の狗』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』など著作多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽっぽママ
10
安重根が両班だったって話は初めて知った。イサナの話もっと聞きたかったな。2015/08/24
ぐうぐう
9
再び大陸の地の上に立つ安積。伊藤博文の思惑は、根深い日本人憎悪に執着する大韓帝国皇帝・高宗には到底理解されず、両国の対立は、朝鮮人民への日本人憎悪へと広がっていく。そんな中、大韓帝国に連なる古代国家の王族が、日本の皇室と親しい関係であったことを証明しようとする安積の前に、血気盛んな青年・安重根が現れる。物語は、歴史という動かざる宿命に向けて、否応なしに進んでいくのだ。2016/08/10
Susumu Miki(Dik-dik)
9
安重根が登場。表札を見て「安 積亮」、いや切るところそこじゃない。この主人公、けっこう痛い目(物理)に何度も遭っていると思うんだけど見た目の割には意外と丈夫…?(内田さんに一目置かれるのもわからなくはない気が…。)2016/04/02
ウチケン
8
主人公が凡ゆる歴史上の人物と係わり合いになるのは御都合主義とはいえ、『王道の狗』も読んでいることもあり、19世紀末から20世紀初頭の中国(清)朝鮮(韓国)日本に於ける事件が漫画を通して点と線が繋がるようで面白い。安重根の逸話も興味深いが、親日反日デリケートな問題も出てくるなか、中道路線も今のところはバランスよく機能している様に思う。それぞれれの思惑を超えて歴史はうねりゆき、安積亮は職域を超えて時代の波にのまれてしまうのか?とても仕事する環境ではないわな。2015/09/13
ちんれん
7
面白い。日本人寄りに書いてあるけど、面白い。この時代をネタにした中国、韓国のマンガがあれば読みたい。2015/10/14