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出版社内容情報
舞台は札幌。鼓田ミナレは酒場で披露した失恋トークをラジオの生放送で流されてしまう。それが縁で、自身の冠番組を持つことに……。
舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!
【著者紹介】
漫画家。1970年生。千葉県出身。
1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。
同作が年末より連載化し、2008年にはアニメ化もされるなど、長期間にわたり人気を博したが、2012年末に堂々の完結を果たした。
2011年より「少年シリウス別冊ネメシス」(季刊誌)にて『ベアゲルター』を連載開始。
他の作品に『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上、講談社)、『ブラッドハーレーの馬車』(太田出版)などがある。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
86
男に金を持ち逃げされ飲み屋でクダ巻いたら、それをラジオで放送、主人公ミナレのマシンガントークとはじけた猪突猛進キャラが不思議と笑える!2016/11/10
mt.gucti
86
主人公が残念な美女で、怪しいおっさんが出ていて、ヒトコマずつ飽きさせない、後書きで全て台無し感の有る、沙村漫画でした(´・ω・`)。でも今度は人は死なないそうです。誰も死なない安心感と、主人公以外は誰が裏切るのかわからない不安感、流石ですねえ2016/07/29
wata
62
酒場で初めてその日に会った人に別れた男性の事を愚痴って、翌日ラジオで流れていたら…そりゃビックリする(笑)!何だかだとラジオの世界にズルズルと…ズルズル。2016/11/15
いっちゃんず
56
お気に入りさんの感想を読んで即買い。札幌のカレー屋に勤めるミナレさん、男に金を貸したまま逃げられて、その事を初対面の人に飲み屋でクダ巻いたら、それをそっくりラジオで放送されて、ラジオ局に怒鳴り込んだらスカウトされて…という導入部。絵も話も密度が濃い。一人ひとりのキャラクターも印象的。サラッと読めず引き込まれる。何か、ズッシリした読後感。そこここに散りばめられた小ネタも面白くて笑える。沙村広明さんの作品って読んだ事なかったけれど、なんかすごい。これは2巻出たら買わないと。2015/09/09
ちゃりんこママ
51
電子。あらまぁ、こんな女浪花節的な人情ものもお描きになるのねって感心しちゃった。男から見たら「苦手」だろう、本音本性丸出しの猪突猛進タイプの女、ミナレさん。アルバイト先のカレー店のオーナーはゲイで、やっぱ女の敵みたい、簡単に追い出されそうだし、偶然にも巻き込まれたラジオのキャストも食えるかどうか分からない仕事。揉まれまくる女の青春。2015/07/27