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出版社内容情報
社長辞任を口にした島。そんな中、尖閣に中国の漁民と称する男たちが上陸。反日デモが拡大し、テコット中国にも暴徒が押し寄せた。
社長辞任の意向を口にした島は、万亀から会長の座を継いで欲しいと頼まれる。業界再編、海外メーカーとの競争力強化、まだまだ島には取り組むべきことが残されている。そんな中、尖閣諸島に中国の漁民と称する男たちが上陸。反日デモが拡大し、中国にいる社員の身に危険が及ぶ。尖閣を巡って日中の緊迫が極度に高まる中、島は中国からの撤退を決める。その時、中国艦「連雲港」の砲門が自衛隊の艦に狙いを定めて動き始めた。
【著者紹介】
漫画家。1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、1974年漫画家デビュー。『人間交差点』(原作:矢島正雄)にて第30回小学館漫画賞、『課長 島耕作』にて第15回講談社漫画賞、『黄昏流星群』にて2000年文化庁メディア芸術祭優秀賞・2003年漫画家協会賞大賞をそれぞれ受賞。2007年には紫綬褒章を受章した。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』『加治隆介の議』など多数。現在は、『社長 島耕作』(モーニング)『ヤング島耕作 主任編』(イブニング)『黄昏流星群』(ビッグコミックオリジナル)コラム『パパは牛乳屋』(週刊朝日)を連載中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
3939タスタク
12
尖閣問題が主になっているせいか、今回は『防衛副大臣・加治一明』とタイトルを改めた方が良いような気がする。そして次の株式総会にてシマコー社長退任が決定的な為、本作のラストが見えてきた感じだ。いよいよ島耕作・会長編スタートか?2013/06/01
ぐうぐう
10
会長就任への地ならしをさりげに描きながらも、弘兼憲史の今巻のメインは、ビジネスにおける脱中国への流れを示すことだろう。自らが生み出した政治家・加治隆介、その血を受け継ぐ一明を登場させる展開は、ある程度理解できるものの、尖閣をとりまく現実の事件を都合よく飛躍させ、反中感情を煽る描写は、いささか乱暴すぎる。そもそも経営を描く漫画が、ここまで政治に介入する必要があるのか、大いに疑問だ。2013/04/30
にゃむこ@読メ13年生
7
尖閣諸島問題は日中関係のみならず、日米・米中それぞれの関係にも影響を与える懸案事項だけに、日本側とすれば速やかに米国に協力を仰ぎ、いかに中国を刺激しないように収束させるかが肝要。ひとつ対処を間違えれば中国国内で反日感情が高まり、在留邦人にも危険が及ぶ。本書にあるように中国のプライドを保ったままの解決の仕方が当面は最善と言えるかもしれない。しかし、社長編もいよいよ佳境だけど、いつから政治漫画になったんだっけ?(苦笑)2013/07/21
santana01
6
「島耕作」というより「弘兼憲史の尖閣諸島シュミレーション」といった内容の一冊。肥大化する中国の脅威を保守派の論客としても知られる弘兼憲史氏が漫画を使って描いてみせる。度重なる接続海域内への侵入を見せられると、こういう設定があっても不思議ではないという思いにはさせられる。また、時間軸が現実世界と同時進行している漫画の性で、流石の島耕作も世界経済相手ではなかなか思うような成果を出せないのはやむを得ないところか。2013/09/26
2匹のニャンコ世話担当
6
尖閣問題が出てきます。中国との距離感の取り方がとにかく難しいことを示していますね。社長退任を決意したが、この後はやはり会長就任なんでしょうか・・・。2013/05/09
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