モーニングＫＣ おはようおかえり 〈５〉

鳥飼茜

講談社（2013/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 196p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063872033
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

一保、実佑紀とともに上京。新生活の行方は――？

実佑紀とともに上京し、新生活を始めた一保。松嶋の家に養子に入った奈保子。恋に破れた福住社長に舞い込んだお見合い話。新しい環境とそれぞれの心の揺れが、いつしか不変に思えた関係に不協和音を走らせる――。
ただその手から離れてしまったものを惜しみ続け今、手に触れられるものを精一杯、愛でて。
京育ち三姉弟、しんどオモロイ洛中ライフ、これにて閉幕！

実佑紀とともに上京し、新生活を始めた一保。松嶋の家に養子に入った奈保子。恋に破れた福住社長に舞い込んだお見合い話。新しい環境とそれぞれの心の揺れが、いつしか不変に思えた関係に不協和音を走らせる――。ただその手から離れてしまったものを惜しみ続け今、手に触れられるものを精一杯、愛でて。京育ち三姉弟、しんどオモロイ洛中ライフ、これにて閉幕！

【著者紹介】
1981年生まれ。大阪府出身。
2004年に「別冊少女フレンドDXジュリエット」でデビュー。代表作は『ドラマチック』『わかってないのはわたしだけ』（ともに講談社・残念ながら絶版）。
紆余曲折を経て、「モーニング・ツー」で青年誌ほぼ初デビュー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

家を継ぐということ、残すということの意味、そして仕事への向き合い方、夢と将来、自分の価値、愛と幸せ・・そういったことを登場人物それぞれに問いかけ動かしていた作品だった。随分駆け足な展開もあり、びっくりして理解に苦しむ決断もあったけれど、最終的にはなんだかすごく感動できた。で、ちひろって誰だと４巻もう一度読んだらあぁいたいた、この子ねと（笑）変わらないように見える景色の中で、時と人の想いに振り回され、変化していく環境と彼ら。みんなそれぞれに求めるものを追いながら生きている。幸せに天井やゴールなどないのだ。

2013/07/19

[美月０２１７]

１～５巻まで読みました・・（感想は５巻で）最後「いつ？こうなったん？」でした（苦笑）で・・そっか・・そうなったのか・・と・・カズみたいな男の人にはたぶん自分は無理だろうし、奈保ちゃんみたいなお姉ちゃんの性格とは全くちがう私だし・・友達にもこういう人はいないし・・理保ちゃんかあ・・こことも違うし・・（苦笑）でもなるほどね・・と思った５冊でした・・

2016/02/11

[月子]

んんー、そうゆう終わり方か…。 やっぱり上手く行かなかった(+_+) みんな、漫画的というか波乱万丈で普通な自分には全く共感できなかったけど、苦もなく読んでしまった（笑）

2015/06/05

[ネロ]

この感じ！なんだかリアルだなぁ…好き合ってるからって、ちょっとタイミングがズレちゃえば、簡単にあっさり終わってしまうものですよね、恋って…結局一番頑なだったのは奈保ちゃんかな？あれじゃあ周りがかわいそうです。優しく寛容だけど、つかみ所がなくて虚しくなりそう。理保ちゃんの行方ももう少し描いてほしいところでした。カズくんは、いい方向に変わっていきましたね。彼が何かに流されずに、人のために出来ること、やり甲斐のあることを仕事に選んだのはよかったです。

2013/07/25

[たま]

長女、次女、その下に弟がいて、弟が姉二人にがんがんこき使われる、という構図が自分の姉弟関係と全く同じで舞台も京都だったので、興味が湧いて読んでみました。一保を筆頭に、登場人物たちの恋愛が劇的ではなく、特に関係の終わり際がとてもリアルだと思います。恋愛の良い時も悪い時もリアリティーをもって描かれていたので分かりやすくきゅんきゅんすることはなかったけど、そこが面白かったです。その時によって人間関係も居住も変わる、時の流れを強く感じる漫画でした。

2013/05/23