モーニングKC<br> へうげもの 〈16〉

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モーニングKC
へうげもの 〈16〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 1冊/高さ 19cm
  • 商品コード 9784063871791
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報



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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

149
織部の考える豊徳合体(茶々と家康の祝言)はへうげていて彼らしい。二人の性格からすれば難しいが、おせんの言うように「茶々がその気になるとしたら武人ではない素のままの家康」だろう。この試み、成否は兎も角としてやってみる価値はある。関ヶ原の戦いも終わり人々は平和と自由を求めている。が、徳川への反発から世の乱れることを望むかぶき者や、淫行に耽る貴族の気持も判らないではなかった。織部の試みは、そんな時代に照準を合わせている。織部と家康は今の私とほぼ同年齢。60余年生きてきて、織部はこのあと何をやってくれるのだろう?2025/03/19

南北

33
古田織部は自らの「ひょうげ」を残すための方策として、徳川と豊臣が協調するために徳川家康と茶々を結婚させる「豊徳合体」を目指し、密かに同志を募っていく。一方、将軍職就任を目前にした秀忠は茶の湯も古田織部が目指す方向ではなく、徳川のやり方で統一しようとする。徳川家康が北政所に恋愛感情を持っているらしいと察知した古田織部はその中を裂こうとするが、予断を許さない展開になってきた。若き日の俵屋宗達や織田有楽斎の子の左門がかぶき者として暴れていたりするのもおもしろい。2025/08/20

ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺

32
徳川幕府が成立。冒頭で俵屋宗達登場。阿国歌舞伎も誕生。街では有楽の息子達歌舞伎ものが幅を利かせる。織部は豊臣と徳川の合体を画策。しかし邪魔なのは家康の北政所(高台院)への片思い。織部の暗躍は続く。小堀遠州の織部との訣別。松平忠輝も登場。2013/11/09

ネロ

31
冒頭からの流れが痛快!老いて益々なお盛ん…とはことことでしょう。利久居士の没した齢に追いついた古織は落ち着くどころか一層へうげた爺になっていて安心。左門の取り巻きを放屁で追い返すところなんてほんと笑っちゃいますね。一層の人間臭さを放ちながらも茶人としては登りつめてしまいました。願うは豊徳合体の一座建立。しかし、その思惑とは裏腹に、自らのしてきたことのツケがまわってきているところがまた彼らしいです。終わりが見え始めた物語。晩年の彼をどう描き切ってくれるかが見ものですね!2013/04/30

眠る山猫屋

23
関ヶ原以後。古田織部もすっかり大物。だから、今回は息子世代が主人公。やさぐれた左門と武人に育った山城守の対比が鮮やか。よい友情を育めるのかな。そして北の政所と家康の恋の終わりがはかない。2016/05/29

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