モーニングＫＣ クレムリン 〈５〉

カレー沢薫

講談社（2012/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 126p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063871036
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

猫よりも猫らしい働かない人間の若者・却津山春雄と、人間よりも人間らしいロシアンブルーの関羽×３との愛と感動の物語。。

主人公・却津山春雄（きゃっつやまはるお）は、八流大・苦寝苦寝（くねくね）大学の学生だが、大学に一度しか行ったことがなかった。そんなある日、道ばたにかわいいロシアンブルーの猫が一匹ダンボールに捨てられていたのだが、却津山は見て見ぬフリ。そのまま一年間気づかないフリをし続けたのだが、驚くことに、その猫を拾ってやる者は現れなかった。そこで、却津山はとうとう拾ってやることにしたが、その間色々あったのか、１匹だったロシアンブルーは３匹へと増えており、その名を尋ねると、３匹とも「関羽」と名乗るのだった。

一度くらい働いてみるかと、大手化粧品会社・資猫堂の採用試験を受けたら受かってしまってニャンニャニャン。働かない若者・却津山春雄がリア充に宣戦布告。格差社会立国・日本の、これがファイニャルアンサーニャ。プロレタリアートシュールレアリズム猫ちゃん漫画の最高峰にして最新刊だニャ☆☆。。

【著者紹介】
動物界後生動物亜界脊索動物門羊膜亜門哺乳綱真獣亜綱正獣下網霊長目真猿亜目狭鼻猿下目ヒト上科ヒト科ヒト下科ホモ属サピエンス種サピエンス亜種。モーニング主催・第26回ＭＡＮＧＡ ＯＰＥＮに生まれて初めて漫画を投稿。無題も災いしてか、部内選考であえなく落選の憂き目を見るが、なぜか異例の新連載を獲得。担当の甘言に惑わされず、タイトルを『クレムリン』、筆名を「カレー沢薫」と作者自身がキッパリ決める。モーニング公式サイトにて、コラム『負ける技術』を連載中。http://morningmanga.com/blog/makerugijutsu　東京都写真美術館出張広報誌『nya-eyes』などで活躍中。。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ハヤシ]

クリスマス編でクレムリン史上一番と言っていいほどのイキイキとした躍動感と狂気を感じた。カレー沢選手の溢れ出るリア充への憎しみがそうさせたのだろうか…「人を笑顔にするのは人の不幸だ！」とてもいい言葉ですね(´ω`)

2012/05/23

[ニコル]

ジョブズ山もかわいいな、ポエム読まれた顔にムラムラきました。

2015/10/09

[ﾄﾞﾝﾄ]

毎巻デザインが異様にかっこよいクレムリンの５巻。前半はいつもの無職パートで後半は本誌連載の会社死闘編。かわいい絵柄でゆるい内容のくせにごくたまに致死量近いヤバいネタを仕込んでくるのがファンキー。

2012/04/27

[fuzimori]

モーツー掲載の前半とモーニング掲載の後半が「これ同じ漫画？」と錯覚するぐらい違っててテラカオス。そしてこのカオスっぷりがまた心地よい。

2012/04/23

[さとみ]

ツボすぎる。

2015/05/31