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出版社内容情報
絶海の孤島で出逢った兵器と少女。『うどんの国の金色蹴鞠』の篠丸のどか、新境地の最新作!!
レーダーには映らない、小さく、深き、絶海の森。
そこには、退屈で無慈悲な仕事を一時(いっとき)忘れ、大切だった「何か」を思い出させてくれる温かい有機物が存在した。
座標もわからないそこにたどり着くためには、久しく硝煙と海風しか感じてこなかった我が嗅覚の奥にある懐かしい感覚を呼び戻し、自分に正直になることが、なぜか一番の道標(みちしるべ)だった。
しかし、そのどこかに置いていったはずの生身の記憶の断片が、この世界の、この國のゆく先に大きな揺らぎをもたらすとは知らずに‥‥。
いまより少し先の未来。深刻な食糧難によって、泥沼の戦争状態に陥った世界。地図に存在せず、レーダーにも映らない、小さく、深き、絶海の孤島に、おじじと共に静かに暮らす金髪の少女・ルルのもとには、ある“訪問者”が定期的にやって来る。“訪問者”の名は斉藤。この世界 唯一にして最強の兵器である―――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
15
○ 異常気象が原因の食糧危機によって、世界各国は戦争状態となった。日本はその危機を乗り越えるため、国民の身体を一部サイボーグ化した。その技術は軍事用に転用され、通称「黒塗り」のサイボーグ兵士が産まれる。黒塗りの斉藤少佐は作戦行動中、レーダーに映らない小さな島に落下し、小さな少女ルルと出逢う。最強のサイボーグと無垢な少女の触れ合いを描く作品。世界の汚い描写と、ルルたちの島の平和な印象の落差が切ない。1巻は展開がゆっくりで話の面白さが分からなかった。続きを読んで判断したい。2018/11/04
ako
14
レーダーに映らない島。世界の未来を握る少女。島に現れた黒ずくめの兵士。謎めいているけど1巻でかなりの謎は解けるのですんなり物語にのめり込める。「うどんの国の金色毛鞠」のポコもそうだけど、幼い子の表情を描くのがうまいな。2016/04/14
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
11
予想に反して結構ハードなSF風味。うん、こういうの好き。2016/11/06
桜流し
9
深刻な食糧難により泥沼の戦争状態に陥った世界で、地図に無い小さな孤島に暮らす少女ルルと最強のサイボーグ兵士斉藤が織り成す物語。のどかな『うどんの国~』と違いなかなか重めな設定ですが、純真無垢で戦いや争いとは無縁な少女と、その象徴とも言える人間兵器の交流はかなりツボでした。機械兵士だったらもっと好きになってたと思います!まだ序章だし、篠丸さんのほのぼの要素もあって、さほどシリアスに感じることはなかったけれど、おじじの過去とルルの正体がこの先待ち受ける不穏な展開を物語っていて凄く気になりました。次巻も楽しみ。2015/10/18
あまね
7
子どもとロボット(ここでは人間兵器=サイボーグみたいなの?)の組み合わせに惹かれた。 殺伐とした世界と自然豊かな島。食事すら管理されてる人間兵器と無垢な少女の対比。しかしこの二人の奇跡的な邂逅が世界をどう変えていくのか…。ドキドキしながら続きが楽しみ♪ そしてコロッケが食べたくなる(笑)2016/01/14
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