ＫＣｘ ハツキス 私の無知なわたしの未知 〈２〉

百乃モト

講談社（2016/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 160p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063808278
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

すべてを解放された湊を待っていた衝撃とは――？

幼なじみ・晴人の忠告も聞かず、朝海真耶に惹かれ続ける湊。
だが、朝海と湊の母の対面により、朝海の意外な過去が明らかにされる！
誘惑してきたのは”好きだから”ではなかったのか!?
愛と衝撃の終幕!!

幼なじみ・晴人の忠告も聞かず、朝海真耶に惹かれ続ける湊。だが、朝海と湊の母の対面により、朝海の意外な過去が明らかにされる！誘惑してきたのは”好きだから”ではなかったのか!?愛と衝撃の終幕!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[有理数]

当初は魔性の女性に今まで積み上げてきたものを打ち崩されるような背徳感が物語の主題かと思われたけれど、まさかこのような衝撃の展開になろうとは。素晴らしい。確かに朝海は魔性の女だったのかもしれない。自分の計画通りに物事を進め、人間を操るという意味では。けれど操り切れていないのは心なのだと、湊との間に出来上がった関係がささやかに語る。だからこそ歩み出せる。どれだけ悲しくても立ち上がることができる。未だ知らないのなら再び積み上げていけばいいのだ。完結は残念ですが、面白かったです。ありがとうございました。

2016/01/10

[半熟タマゴ＠コミック]

2巻で終わってしまうなんて…。続きを楽しみにしてたので本当に残念です。希望のある終わり方はよかったのだけれど、もう少し時間をかけてじっくり進めて欲しかったというのが正直な気持ち。

2016/02/13

[幸音]

ようやく見つけて購入。この表紙の雰囲気すごく好き。朝海に惹かれる湊だけど、２人の関係の背後が明らかにされて、その内容に驚いた。１巻の感想で、親の離婚が小３の時なのに湊が父親のことを覚えてないことに違和感あると書いていたけど、その謎も明かされて納得。湊が朝海の想いを知る流れは涙腺緩んだ。最終話は展開が早く、後日談の描き下ろしやあとがきがなくて物足りず、完結が残念。もう１巻くらいゆっくり読みたかった百合漫画。あまり社会人ということに重点が置かれてなかった印象。幼馴染みがいい人すぎるので幸せになってほしい。

2016/01/16

[おこげ]

１巻ではベールに包まれていた真耶の過去、そのヒミツが明かされたことで壊れていく湊と真耶、そして「世界」。湊の初恋が、真耶と思わぬ場面でリンクを果たすとは。終始湊の応援に徹するストイックな晴人くん、いいひとすぎるからぜひとも幸せを掴んでおくれ。彼だけでなく、みんながいいひとばかりから逆にその優しさが相手にとっての刃となってしまったんだよね。逞しく成長した湊の見つけた、真耶と進む二人の「みち」は知るべくしてきっと明るい。２巻完結のため仕方ないのだが、もっとじっくり読み込みたかった良好社会人百合。

2016/01/10

[御崎歩生@漫画依存症]

ぜんっぜん悪くないんだけど、むしろ好きな作品だったんだけど、だからこそもう少し続いてほしかった…！最後の方駆け足展開だった気がします。勿体無い…。シリアスな雰囲気が強かったけど、最終的にはふたりは幸せになれたのかな…？そう信じてます。

2016/01/21