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出版社内容情報
第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作、ついに完結!流転する災いの終結か。消えゆく妻の生命か。夫の、最後の選択。
第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作、ついに完結!
流転する災いの終結か。消えゆく妻の生命か。
夫の、最後の選択。
* *
陸郎宅に居候しながら、村に留まる雪之丞。朝日を救う唯一の手掛かりは、六十年前の出来事を記録した“祭文”だった―――。
冬至の祭事“嫁拝み”も終わり、季節は大晦日。雪が降りしきる中、妻は裸足で夫のもとに。
妻同様に、夫もまた、選ばれし者だった。
第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作、ついに完結!流転する災いの終結か。消えゆく妻の生命か。夫の、最後の選択。**陸郎宅に居候しながら、村に留まる雪之丞。朝日を救う唯一の手掛かりは、六十年前の出来事を記録した“祭文”だった―――。冬至の祭事“嫁拝み”も終わり、季節は大晦日。雪が降りしきる中、妻は裸足で夫のもとに。妻同様に、夫もまた、選ばれし者だった。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
148
3巻で完結してしまうとは。もう少しじっくり読んでみたかったし、この作品はすごく小説で読んでみたいと思ったけど、でもラストはこれで充分なのかもなという気もしている。とにかく哀しくせつない、夫婦になったはずの二人の男女の宿命だった。どちらの気持ちもよくわかるし、風習とか迷信にある意味マインドコントロールされてしまう人々の群集心理というのも残酷で。巻末の雪之丞の生い立ちを描いた短い番外編には思わず涙。耳慣れない東北弁を読むのは発音もわからないため最初のうち手間取ったが、その土地ならではの味わいがあって良かった。2014/04/30
Shimaneko
58
デビュー短編集があまりにもドストライクだったので、ひき続き1巻から3冊一気読み。で、号泣。朝日がいじらしくて、雪ちゃんが哀しくて。いやもう大好き、これ。次作が楽しみだー♡2014/04/15
gelatin
32
★★★★ 物語としてはこういう風にしか終われないだろうと思う。希望の残し方も含めて。人の営みのつつましさと愛しさを支える自然の不思議を「購いきれない祝福の業火」と言い切ることに、田中相の信念を感じる。その中で生きていくしかないのだ。愛も執念も全うしてなお、大きな業火の中で。2014/03/13
ブレーメン
29
うあぁぁぁぁ!!!!こんな、こんな感じで終わるなんて思わなかった...!! 雪之丞が、初めて我儘を言ってみせて、そしてその我儘を通そうとした、朝日の事...。どうにか二人でのんびり老後を送るラストを思い描いていました。 当たり前と思いがちな奇跡『祝福』を常日頃から受け取っているのだということを、作者はこのラストで知らしめてくれたのですよね...。 そして番外で、かなり泣かされました。2014/03/19
だんぼ
28
祝福の業火というフレーズが、本当にこの漫画を表すのにぴったりだと思いました。災いだけではなく、幸せだけでもなく…。2014/03/11