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出版社内容情報
水木 しげる[ミズキ シゲル]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
29
水木しげるは数々の自伝を発表しているが、そのどれもが面白い。2001年に描き下ろしで刊行された『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』も、もちろん面白い。『昭和史』や『のんのんばあとオレ』など、過去の自伝作品からの再利用がありつつも、それでも面白いのだから、なんの文句もない。のんのんばあは、漫画家・水木しげるの生みの親のような存在だから、自伝にする際に神聖化されていてもいいはずなのに、夜になると酒を盗み飲みする場面を描いたりして、そういうありのままのエピソードが、水木自伝作品の面白さの理由なのだ。2017/12/05
軍縮地球市民shinshin
8
2000年に書かれた水木の自伝。『昭和史』からの流用が多いが、純粋に自伝部分のみを抽出して書き足した作品。水木視点で話が進むのがこちらのほうが「自伝」になっている。上巻は幼少期から応召、南方の最前線まで。2018/01/27
teitowoaruku
1
水木しげるが兵隊となってニューギニア戦線に行くまでの話。「なんだか墓場に行くような魔女裁判の魔女に指名されたような気持ちだナ」多くの人はそんな気持ちだったに違いない。輸送船で危うく死ぬところだった人間玉は、あまりの滑稽さに漫画で久しぶりに笑ってしまった。もちろん当時は、誰もが必死だったのだろうが…。2022/06/28