水木しげる漫画大全集 〈063〉 縄文少年ヨギ

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水木しげる漫画大全集 〈063〉 縄文少年ヨギ

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  • サイズ コミック判/ページ数 376p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775204
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

『週刊パワァコミック』連載の「縄文少年ヨギ」を、後の着彩ページも完全再現した、水木しげる漫画大全集だけの完成版! 縄文時代を舞台に、家族や村を守るため懸命に生きるヨギたちの姿から目が離せない!
『水木しげる漫画大全集』063(1975-1976)、第1期第16回配本。

目次
★収録作品
「黒い石」「大鴉」「花の精」「大襲来」「へんな迷い子」「背の神」「カミサマの石」「争いのつぼ」「反省のつぼ」「ああ空中大レース」「人喰い部族」「カラス」「鯤」「大飢饉」「屍鬼」「食人族」「合唱」
★資料編
★解説「ぎゅうっ、ぐ、ぐっ!」唐沢なをき(漫画家)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」通巻1-33号
・今日の一言「あばかん!」
・水木しげるインタビュー「縄文人と出雲」
(ほか)

初出 『パワァコミック』第1号~第17号 双葉社 1976年1月9日、1月23日、2月6日、2月18日、2月26日、3月11日、3月25日、4月8日、4月22日、5月6日、5月20日、6月3日、6月17日、7月1日、7月15日、7月29日、8月12日

著者紹介
著:水木しげる(ミズキシゲル)
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺

31
縄文時代を扱ったお話。これも一応時代劇か。縄文人の事はよくわからないのだが、これはこれで何らかのリアリティのようなものを感じなくもない。土人の暮らしを知っている水木しげるならではの古代への想像力かも知れない。しかし正直あまり面白いものではない。2015/01/12

ぐうぐう

14
これまたユニークな作品。縄文時代が舞台なのだが、そこには水木の、日本人の精神文化を辿る試みが見受けられる。とはいえ、怪鳥が出てきたり、河童が登場したりと、縄文時代を舞台にしていようが、イマジネーションの自由奔放さがまったく変わらないのは、なんとも水木らしい。2014/09/08

軍縮地球市民shinshin

4
小学生の頃、小学館入門百科シリーズで読んだ記憶がある。今回改めて読んでみると子供の頃には分からなかったこの作品の奥深さがよく分かった。最後の合唱なんかは毎日死と隣り合わせに生活していた縄文人の息吹が伝わって来るような話であった。こういったものは水木の南方での戦争体験や「土人」との交流が生かされていると思う。素晴らしい作品である。2014/09/06

○○○ ○○

2
人食い人種に食われたフルトドがいつの間にか復活しててわろた2014/09/08

大臣ぐサン

2
1976年『パワァコミック』で連載された『縄文少年ヨギ』全17話収録。ちくま文庫版で既読の作品だったが、改めて読んでみると、これほど深い作品だったとは!驚きのあまり「ふはっ!」となった。縄文人を我々の祖先と捉え、主人公のヨギの冒険を通してその暮らしと思想を描く、後の水木しげる幸福論に繋がる作品でもある。驚くべきは、縄文時代の研究が進み、関連文献が発表されたのは後の80年代に入ってからという事実。大先生は神話や伝承を元に古代思想を描いたのだ。マイナーな作品ながら水木しげるワールドを存分に味わえる一品。2014/09/06

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