出版社内容情報
囲碁のプロ棋士の夢破れた男は、会社という盤上で新たなる碁を打つ。会社員の哀歓を描き出し、韓国にて現象と化した群像劇の邦訳版!囲碁のプロ棋士を目指し韓国棋院の研究生となったチャン・グレ。だがプロ入りに失敗し棋界を去った彼は流されるまま大手総合商社のインターンに。満足な職歴も学歴もない彼は、会社という盤上でいかなる碁を打っていくのか─?韓国にてウェブで連載され、コミックスは累計200万部を突破。ドラマ版も異例の高視聴率を記録し、社会現象を巻き起こした。会社員の哀歓をリアルに描き圧倒的な共感を呼んだ群像劇、待望の邦訳版刊行!
ユン テホ[ユン テホ]
漫画家。1969年、光州生まれ。
古川 綾子[フルカワ アヤコ]
金 承福[キム スンボク]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちんれん
4
息がつまる。韓国で働くってこーいう事なのか。私もインターンシップを使って今の会社に入ったけど、日韓では制度自体も全然違う。パイを奪い合う競争社会ですな。2016/08/09
ヘジン
3
画もいいんだけど、主人公の静かで詩的な語りに惹かれる。商社のお仕事ものとしても興味深い。チャン・グレも、オ課長も、同期のみんなもファイティン!2022/01/26
ごん
3
主人公のモノローグがとても美しい。始まりの情景や状況はもう本当にいろいろドン詰まりなんだけど。韓国作品の詩情ってこういうところに置くと際立つよなぁ! ドン詰まりの人生に宿る詩人の魂とでもいうか。韓国現代文学読んでるとよく思うことだけど詩的であることに照れがないんだな。同時にそんな自分を突き放してもいる。漫画にもそういう気配ある。それでもこれには希望があるのだけれどね。2016/06/24
maruta
2
インターンとして社会の中に投げ出された主人公が仕事に苦心しながらもインターン生や上司との交流を通じて成長し、過去の失敗を乗り越える。また他にも人間味あるキャラクタがたくさんいて、その人間ドラマが面白い。全体的に意識が高くて、韓国の競争社会は厳しいのだと思わせる。2016/10/13
zoumurasan
2
レンタルで置いてあり、どんなものかなと読んでみた。初めは読みづらいので読むの止めようかと思ったけど、途中から先が気になってきた。見てくれる人はちゃんと見てくれているって場面が好きだ。2016/09/25