出版社内容情報
歴史ミステリの金字塔! 「QED」シリーズがついに漫画化!
薬剤師の棚旗奈々(たなはた なな)は、仕事に励みながらも代わり映えのしない日々に退屈していた。そんな折り、彼女は、大学の先輩にして歴史オタクの変人、桑原崇(くわばら たかし)、通称・タタルと再会し<百人一首>について話をすることになる。彼によると、百人一首には、隠された秘密があるというのだが……。
一方、都内の資産家で、百人一首のコレクター、真榊大陸(まさかき だいろく)が、自宅で撲殺される事件が起こる。彼の手の中には、一枚の百人一首の札が……!
【著者紹介】
「QED」シリーズファンの漫画家女子。『パナケイアの手』『モトヨメ』(「ヤングアニマル」掲載)、『メガネ画報』(「週刊漫画」TIMES掲載)、「グランドジャンプ」(集英社)などで活躍中。待望の「QED」シリーズ漫画化を任され、原稿と資料と格闘する毎日。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
45
再読。殺人事件と反して、百人一首説明は本当にコミカル。漫画の特権を生かした形で入っていきやすいよね。2021/11/03
瀧ながれ
24
…よくもまあ、うまくネームきったなあ!というのがいちばん感動したことでした。でした!(笑)絵札のならべかたとか、絵になったことで俄然理解がしやすくなって、何度か行きつ戻りつして確認しながら、たいへん興味深く楽しみました。タタルさんの説明がわかりやすくなって、定家の想いが胸に刺さりました。殺人事件はどうでもいいです(←こら)。奈々ちゃんの百面相がとてもかわいらしいです。ギャグタッチになってもかわいいです。2015/08/24
mana20
11
あの膨大な情報量の小説をここまでわかりやすく、丁寧に漫画化してくれているとわ!と大喜びです。QEDは小説からだととっつきにくくて人におすすめする時悩むのですが、この漫画からはじめると、雰囲気がつかめて小説も手に取りやすくなると思いました。下巻も引き続き…2016/02/04
kazane
9
歴史説明のためにどんだけセリフみっしり漫画になっているかなーと思っていたら、謎の青春卓球ドラマ風になっていて吹いた。予想外過ぎる。下巻も楽しみにしています。2015/08/08
雪紫
8
QED第一作コミカライズ。漫画での説明がわかりやすくコミカル。イメージの説明とはいえタタルさんと奈々の平安コスプレとそぐわないノリに笑う(笑)。