出版社内容情報
お兄ちゃんを好きでいたら叶わないことも あるって知ってる。でも、それが「私の自由」だと言ったら、お兄ちゃんはおこるかな?
俺は他にはなにもいらない。でも同じことを七夏に言わせていいのか。 俺はもう自分の気持ちを否定しない。だけど、七夏。おまえは俺とはちがう。いつか俺との時間が全部 「思い出」になっても構わないから。それが七夏にとってのしあわせになるなら――。 吉田基已の傑作ラブストーリー、新装版にて登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
10
何だかなあ~。どう言っていいやら…取り合えず、兄ちゃんはいかんわ。2015/04/26
歩月るな
5
両親が哀しむ、というか、家族を犠牲にして成り立つ関係だからこそ他に何もいらない、と言ってしまった時点で、あとはもう生まれ変わるだけなのかもしれない。来世で添い遂げるとかそっち方面よりも実際的。近親モノは描き切るならばそこのところのエクスキューズだよなぁ。きっとこの愛に結末はないのだろう。2016/11/19
あずま
0
こういう結末かあ。なんかもう、うん…もっかい読み直そう。2014/11/24
蝉、ミーン ミーン 眠ス
0
昨今の漫画やエロゲーの多くがただ妹という記号が付いているだけでなんの面白みもない妹キャラばかり。その点恋風は近親相姦もので重要などん詰まり感、二人の関係が進めば進むほど袋小路に行き詰まっていく様子が描かれているのが素晴らしい。やはり妹との恋は秘すべきもの、世間からは絶対に受け入れられないもの、だからこそ盛り上がる。2014/10/14