出版社内容情報
型破りな大段高校新入生・直視に入学早々濃いキスをされた三成。でも直視の心は三成の兄であり担任の一誠に……
全ての高校生に告ぐ。まずは最初に言っておこう。いろんなものを見て聞いて、周りがどうあれ君だけは、こっそり命懸けで生きていて――何に対しても型破りな大段高校の新入生・古屋直視に入学早々、濃いキスをされた蔵田三成。でも直視の心は三成の兄であり担任でもある一誠に向いていて……。直視を中心に繰り広げられるクラスメイト6人のハイパースクールライフ、プロジェクト始動!
【著者紹介】
1974年10月3日、香川県生まれ。1996年、『爆弾とワタシ』が第34回ちばてつや賞佳作を受賞。同年、『ノイズ・キャンセラー』でデビュー。単行本は『プラスチック解体高校』(全2巻)、『極東学園天国』(全4巻)、『日本橋ヲヨコ短編集 バシズム』(全1巻)、『G戦場ヘヴンズドア』(全3巻)がある。現在、「イブニング」にて『少女ファイト』を連載中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribbon no kishi
4
荒削りでも熱い。原点にしてすでにしっかりとブレない作家性がある。日本橋ヨヲコ作品に求めるものが確実にこの頃から存在していたことが震えるほど喜ばしい。ページを開いた瞬間から激情に訴えるように、けれど静けさをたたえて、たしかな始まりの予感を感じさせる。モラトリアムの声にならない叫びに魂が共振するようだ。凛とした直視がかっこいいしどうしたって惹かれる。彼女の光に包まれたいと一度は願ってしまうような生命力に、自ら進んで平伏すしかない。2015/02/03
_mogura19
3
ヨヲコ先生の名作。と、言われてるのがよくわかった。これはすごい。確かに、絵柄も昔なんだなって一瞬感じたけど、青春ってこういうことかもしれないなと思った。2014/07/10
にわ
2
もとのコミックスも持っているけど、購入。発表時は自分もリアル高校生だったから、読んだ時にすごい鮮烈な印象を受けた。今改めて読んでもぐいぐい引きこまれて、一気に読みきってしまった。高校生はもがいて苦しんでナンボだよなー、と30過ぎた今思います。2014/06/28
ひかる
2
タイトルの由来が気になります。まだ序盤といった感じですが、2巻でどのようにおさめるのか気になります。2014/06/25
キツツキ
1
既に作風が完成されてる。やっぱりすげえ純度で青春を描く人だ。2017/05/19