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出版社内容情報
【著者紹介】
新人漫画家。2004年、月刊アフタヌーンの「四季賞」にて谷口ジロー特別賞を受賞するも未掲載に。2006年、講談社のデジタル配信部門(現在は解消)の新人賞「コロッセオ2」にて『振袖剣法』が金賞を受賞し、ウェブ上にてデビュー。2008年より「大相撲" 心・技・体" 伝説」3部作の配信を開始。現在は完結編となる第3部を鋭意制作中!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
泥蓮洞
3
まず言おう。素晴らしい。たまたま書店店頭でふくしま政美の推薦帯が目について買った。読み始めてしばらくは、アメリカン大相撲という一発ネタにスチームパンクを組み合わせた怪作という印象だった。しかし、上巻の半分にも至らぬうちに、この物語に極めて強く心を惹かれ没頭している自分がいた。本作は極めて直球の少年マンガだ。土俵の上に繰り広げられるハイパーバトルは、その背景に三代にわたる「父と子の物語」を背負っている。そこに込められた情熱と、情愛と、情感。もう一度言おう。素晴らしい。何度でもいおう、本作は素晴らしいと。2012/02/19
unknown
2
相撲がアメリカの国技となった近未来、奇病に蝕まれ<技の横綱>の地位だけでなく全てを失おうとしていた五大湖は、謎の女科学者の手によりサイボーグの力を手に入れ恐るべき脅威と化してしまった。彼の大暴走を止めるべく、永き眠りにあった伝説の横綱が覚醒、伝統の技と科学の粋が大激突を繰り広げる…!という超大味なプロットだが、西野氏のケレン味と力強さを兼ね備えた画風がストロングな説得力で迫る!また、ストーリーの根底にあるのは親子愛であり、意地であり、「強さ」への渇望である。その愚直なまでの王道ぶりに俺ぁ惚れた!2012/05/30
山像(漫画)
2
新創刊された講談社の鬼子のような雑誌で、「この漫画の主成分は、『驚き』です」という煽り、「2XXX年……アメリカ合衆国の国技は“相撲”となっていた!!」という柱コメントと共に始まった「謎のSF相撲漫画」を最初目にした時の驚愕は今でも忘れない。その気が遠くなるような描き込みを伴う独特の筋肉描写、そしてどうあってもギャグにしかなり得ないんじゃないかという設定を大真面目に描画し切ろうという意気込みの伝わる骨太のストーリー、何から何まで異様だった。そんな怪作が最高の装丁(帯以外)で世に出たことをとても嬉しく思う。2012/02/09
トルネードG&T
1
処分するので再読。奇抜な設定からの王道作話というところでやはり「ニンジャスレイヤー」シリーズのような面白さがありますね。2017/07/06
jansato
1
土俵の上でサイボーグ力士がミサイルを飛ばして戦うという荒唐無稽さを「遠い未来だし、アメリカでの話だし」でうっちゃっている怪作。絵は独特ながら下手というわけではなく、人を惹きつける不思議な魅力に溢れている。ただ、少しでも多く売るためか、帯にゲストページにとあちこちに漫画と関係ないゲストのヤスダスズヒトの名前が出しゃばっているのが残念。2012/05/03