シリウスＫＣ ウツシ 〈２〉

マツダアヤコ

講談社（2011/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 147p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063763096
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[にた]

軽い表紙と裏腹に内容は結構容赦無い感じ。政府が人を格付け、社会から要らない人間の命を必要な人間に移植する。性格の良し悪しだけじゃなく頭の良さや納税力なども含まれるので性格の悪い人間ばかりが死ぬわけじゃないのが面白い。絵にしろ話にしろ人を選ぶ作品だけど自分は好きです。

2012/02/03

[テテしき]

ウツシという特殊な設定に興味を惹かれたけど、まとめきれなかったのか打ち切りなのか途中で終わってしまった、という感じが強いです。むしろこれからが本番だと思っていました。けどこの終わり方には色々考えさせられるもんがあるんじゃないかと思います。

[monkey]

再読。本当に尻切れトンボ。

2012/08/12

[monkey]

で、オチは？と言いたくなるほどの駄作。ここまで褒めるべきところがないと逆に清々しい。

2011/11/13

[清村葉月]

危ないマンガウツシの2巻完結巻。このマンガの不気味なところは体制側が明確な形で描き出されていないこと。この点が恐怖心を煽るしサイコでもある。死に直面する中で登場人物は当然のように心情のすべてを吐き出す。その絶望感とか喪失感の切なさと桜子の天真爛漫にして当然という態度の仕事振りには人それぞれの意見があるだろうと思う。その点を踏まえた上で最終話をどう受け取るかがこのマンガの読む上で心してかかるべきところだと思う。非常に挑戦的かつ挑発的なマンガ。オススメ。

2011/11/11