KCデラックス<br> 姉さんゴーホーム - 石田敦子短編集

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KCデラックス
姉さんゴーホーム - 石田敦子短編集

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  • サイズ コミック判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784063758504
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Fumitaka

4
『姉さんゴーホーム』有太とお姉ちゃんどう交尾したんだろう。人間の生殖器官もこの時点では残ってる感じなのか。一平は「江ノ島へ渡る」の時点で微妙に痩せてて、ラストでも普通の体形に近づいている。親父とお袋が子供を人体実験に使ったのかと思ったが、亜弓ちゃんも変形が始まってるあたり血筋的なものだったのか? 沙希ちゃんは大変に良い。『シンパシーフラワーズ』男の「救ってあげたい」はエゴかもしれないとも思う。『記憶の花』病気の話。淫靡で陰惨。『天使記念日』少女漫画だ! 全然「違う」んですが、萩尾望都先生を少し思い出した。2022/06/26

BabCat

3
表題作は石田敦子らしい痛みを伴う恋愛哲学といったお話。それ以外はただただ「怖い」の一言に尽きる、そんな短編集。2013/11/19

suzuki-takefumi

2
中編一本+短編三本。掲載誌も、雰囲気もばらばらである。しかしホラーにしても恋愛劇にしてもトラウマにしても、話の底にずしんと重いものがある。作品によっては「受け止め難い」規模のそれが、印象に残る。2011/08/08

Minky

2
姉をなんとか江ノ島まで連れて行こうという少年少女が苦闘のさまがいいな。大人なら車で一直線なのだけど、彼らの視点から見ると現実とは大きな壁が様々にあるのだな。江ノ島にまた行きたくなったな。2009/12/29

KASUKA

2
描かなければいけないことがあってそれが前面に、直接的に描かれてしまっている。もちろん短篇という形式では仕方がないことなのかもしれないが、ここにあるのは一瞬のきらめきではなくて露悪的なもっと別物だ。決してマジック・リアリズムと呼ぶべきものではない。2009/12/27

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