感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さくりや
23
おかしいな、漫画を買ったはずなのに半分弱が活字なんだが笑。草薙が去った後の攻殻機動隊を描いた本編と、メディアミックスの際に作者が提案したプロットやら絵コンテやらを詰め込んだ1冊。本編については、トグサが成長していて微笑ましかったなあと。プロットも含め、本作のように1話完結の方が個人的には読みやすい。SF部分が難し過ぎるが、ストーリー自体は皆大好き王道刑事ドラマという絶妙なバランス。草薙の衣装については作者に同意、青髪にトレンチコートが1番かっこいいのよ、露出本当いらない。2020/08/07
活字スキー
19
【9課も長くないかもね……】せっかくなのでこちらも再読。『2』はタイトルに反して攻殻機動隊(公安9課)の物語ではなかったが、こちらは91~96年に雑誌掲載された「少佐が去って一年ほど後の9課」を描いた短編集で、『攻殻』をアニメで知った人や前作のテイストが好きな人には大きく路線変更した『2』より受け入れやすいだろう。ただし(元)少佐の出番は少ない上にそもそもの話数が7話しかなく、本書の後半分は『S.A.C』のシナリオ案やPS版のOPムービー絵コンテ、販促イラスト等を集めたもの。 2022/05/28
karatte
17
1巻と2巻の間の話につき、ナンバリングもそうなっている。とにもかくにもトグサ、成長したな〜! これに尽きる。新顔のアズマに青二才の座をしっかり譲り渡した模様だし、もう少佐いなくても大丈夫じゃん。実際少佐=クロマは「DRIVE SLAVE」前後編の2話しか出てこないけど。でも「支給火器は空チェンバー」を指摘されたり昆虫子で尾行されたり、まだまだ少佐には敵わないけど。少佐不在でもバトーにトグサ、猿オヤジがいればそこは紛れもない公安9課。軍の情報部だろうが外務省の局長だろうが、相手にとって不足はないのだ。 2023/11/25
ショウジ
12
2巻のほうが良かったように思います。2017/11/03
しゅん
9
ハリウッドの刑事モノ、政治モノのような絵柄だなという印象。荒巻やトグサの造形からデフォルメ感が抜けている。風景への書き込みが多くなっている。少しブレているような建物の描写があって、なんか面白みを感じる。攻殻機動隊シリーズに特徴的な作者の書き込みって、物語に入り込まない仕掛けになっていて、誰もがメタ意識を持つようにできてる漫画なんじゃないかなと思った。2021/10/04