講談社ラノベ文庫 リップオフ！〈１〉ジャック・ザ・リッパーズ

渡井 亘【著】

講談社（2013/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 321p／高さ 15cm
• 商品コード 9784063752854
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ボクのナイフは、君の”罪”を切り裂く

"彼女"は闇に紛れてやってきた－－－。多発する自転車泥棒を襲う謎の少女「切り裂きジャック」。
主人公・竜馬は、行き違いで親友の自転車をジャックにバラバラにされてしまった。
必死の思いで彼女を捕らえた竜馬だったが、彼女の願いが世界中の自転車泥棒の撲滅と更正であることを知る。
そのなりゆきで竜馬は自転車泥棒を束ねる組織『リップオフ』を倒す手助けをするハメになるが、彼女の超人的な能力は自転車泥棒だけにしか発動しない、というやっかいな代物で……!？　
圧倒的な感性で世界中の自転車泥棒が懺悔する第２回ラノベ文庫大賞優秀賞受賞作品！

内容説明

“彼女”は闇に紛れてやってきた―。自転車泥棒が、謎の少女によってその衣服を切り刻まれるという怪事件が多発する。竜馬は親友・詩耶子に借りた自転車を盗難と勘違いされ少女の襲撃を受ける。激闘の末、ジャックの願いは世界中の自転車泥棒の撲滅と更生であることを知り、あきれる竜馬だったが、なりゆきで自転車泥棒を束ねる組織『リップオフ』を倒す手助けをするハメになる。しかし、彼女の超人的な能力は自転車泥棒だけにしか発動しないというやっかいな代物で…！？「なぜこれが大賞作じゃないんだ」と選考委員たちを白熱させた第２回講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作品が、ついに登場！

著者等紹介

渡井亘［ワタライコウ］
『リップオフ！（１）ジャック・ザ・リッパーズ』で第２回講談社ラノベ文庫新人賞“優秀賞”を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ギンレイ]

【断てない絆】 自転車泥棒を襲う切り裂き魔。 捕まえてみたら少女で、手助けする事に―― 全体的に淡々とした日常風景メインの描写が楽しめて、キャラ達の母親や祖母とのほんわかしたやりとりも好きでした！ ほぼ日常系青春作品です！ ただ最後の怒濤のバトルシーンはあんまり好きではなかったかな 　　 評価は ★★★★★★★★☆☆ ８個星です！！

2014/02/26

[Hail2U]

色々と惜しい作品。自転車泥棒をネタにした話ってのはオリジナリティがあっていいと思ったけど、本当にただそれだけの話なのが残念。もっと自転車自体に何かしらの概念を付け足したりすればよかったのに。ホイールが運命の輪になってそれから壮大なＲＰＧを始めるみたいな？異能が中途半端だからバトルが違和感ありすぎ。もっとふっきれていいんだよ。リアル路線の喧嘩でいくならああいう描写はマッチしない。やりすぎ。極めつけはリズムが悪い。地の文が多くて圧縮されており読みづらい。4/10点　もっと読み手のことを考えましょう。

2013/12/31

[ちかもり@再出発]

しょーもない話なんだけど最後まで読める作りにはなってる。だって自転車泥棒の団体を襲う切り裂き魔の話だよ？なんだよそれｗでも部分部分光るシーンもチラホラあるのはたしか。P261の当り叫びあいながら男と女が殴り合うシーンとか。男の部屋で○○○借りて平然と見ちゃう切り裂き魔とか、面白いところは結構あるんだけど、全体を俯瞰すると脱力するような作品。それと序盤中盤で「である」多用してるけどやめたほうがいいね。歴史小説みたいに格調高めようとしたって内容にあってないし、書き慣れてないのがにじむだけだよ。

2014/04/26

[nawade]

★★★☆☆　第2回ラノベ文庫大賞優秀賞受賞作品最初のうちはキャラクターの行動原理に納得がいかなくて、何だこりゃ？と読み進めていたが、最終的に強引すぎで、やや置いてきぶり感を味わいながらも、とりあえず話として纏まったことには驚いた。詩耶子と竜馬の関係には共感を覚えたが、ジャックと竜馬の関係には全く共感を覚えることができなかったのが敗因。結論、ジャックがダメ過ぎる。

2013/07/03

[帰化の隠された世界]

限りの設定とストーリー中で、割りと面白い。最後のはちょっと狙いすぎの感じが、それはそれで面白い。

2013/12/08