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出版社内容情報
前払いなら千五百円、後払いなら千八百円 僕が入学してしまった高校は、生徒数8000人の超巨大学園。その生徒会を牛耳るのはたった三人の女の子――。ハイテンション学園ラブコメミステリ、堂々開幕!
内容説明
僕が入学してしまった高校は、生徒数8000人の超巨大学園。その生徒会を牛耳るのは、たった三人の女の子だった。女のくせに女好きの暴君会長、全校のマドンナである副会長、そして総額八億円もの生徒会予算を握る不登校児・聖橋キリカ。生徒会長によってむりやり生徒会に引きずり込まれた僕は、キリカの「もうひとつの役職」を手伝うことになり…生徒会室に次々やってくるトラブルや変人たちと戦う日々が始まるのだった!愛と欲望と札束とセクハラが飛び交うハイテンション学園ラブコメ・ミステリ、堂々開幕。
著者等紹介
杉井光[スギイヒカル]
1978年東京生まれ。高校卒業後、フリーターで6年、ニートで3年を空費。バンド活動を続けるかたわらで小説の執筆をはじめ、『火目の巫女』で第12回電撃小説大賞“銀賞”を受賞。以降、少年向けの青春小説を中心に、ミステリ、音楽もの、戦記ファンタジー、SF、コメディなど幅広い作風で多数の作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろり - しろくろりちよ
67
牧村日影が編入したのは生徒総数約8千人の超巨大学園。学園を牛耳るのはたった3人の総務執行部。気高き王者会長天王寺狐徹、学園のマドンナ副会長竹内美園、予算8億円を握る会計兼『探偵』聖橋キリカ。ヒロイン特性は小さいツンデレで安定・表紙のキリカが可愛い。監査委員、中央議会、それぞれの思惑が重なり今年の予算編成は…。探偵キリカは窃盗の疑惑からひかげを救い、ひかげは大博打で会計キリカを救う。感謝されない探偵と、詐欺師(?)のライトなコメディ&ミステリ。「事実」を「真実」へと変化させる杉井光の常套マジックが鮮やか。2013/01/31
Yobata
43
何をやらしてもできる姉といつも比較され、やさぐれた日影は、それから逃げるように寮のある高校に進学する。それは巨大なマンモス校で予算が8億円もあるという学校であった。そこの転校生として過ごしていた日影に担任から、隣の席のクラスメイトであり生徒会役員でもある聖橋キリカという少女に頼み事をさせられる。そこで生徒会室に行くと…。さらに成り行きで庶務として生徒会の雑用をやらされる羽目に…。そんな中、部費を盗んだという容疑をかけられると、キリカのもうひとつの役職が現れる…。学園ラブコメミステリ作品。→2012/01/24
謡遥
34
新年早々買った本でした。ナルミが学校行ってたらこんな感じだったろうなあ。学校が舞台ゆえに、深刻な事件(麻薬とか)がなく、神メモをより軽くしたみたいです。あと、作者は父親に対して何を考えているか。哲郎にしろエビチリにしろ、花田勝とか草壁昌也とか。etc...2012/01/10
よっち
32
ふとしたきっかけから、巨大一貫校の莫大な予算を扱う生徒会に巻き込まれ、生徒会会計兼探偵のキリカと一緒に解決する探偵物的なお話なんでしょうかね。個人的にはミステリ部分よりもコメディ的な要素を期待して読んだので、生徒会の個性的で魅力的な面々や、ツッコミ役兼詐欺師のヒカゲらの掛け合いも面白かったですし、郁乃や朱鷺子ら脇役もいい味を出していて、このドタバタ加減が自分好みだなと感じました。次巻以降も期待です。2013/08/06
刻猫
31
こういう緩さも良いねえ。よりラノベテイストな神メモ、って感じたけど、後書きで納得。ナルミは順当に道を踏み外しているからなあ。強い言葉を持っている主人公は好み。そして奇策は小気味がいい。この作品だと主要人物の女性率が一気に高くなったけど、キャラはたってるし面白い。皆、可愛いよ。あと、超人じみた人が多い気がするけど、主人公に尖った性能を持たせてカバー出来てる。会話劇(パワハラ&セクハラ含む)は読んでて楽しい、快い笑い。個人的には、神メモと両立して欲しい。2012/01/07