手塚治虫文庫全集 手塚治虫漫画全集未収録作品集 〈２〉

手塚治虫

講談社（2012/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 320p／高さ 15cm
• 商品コード 9784063738957
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

出版社内容情報

戦後間もないころに執筆され初期の作風を味わえる『バット博士とジム』や、「少女サンデー」に掲載された乙女心をくすぐる『野ばらよいつ歌う』など、漫画全集に未収録のお蔵出し作品25本を収録した「手塚治虫漫画全集未収録作品集」第2弾！　【※おことわり……この文庫に収録された作品は原稿の紛失により、当時の雑誌を複写したデータを使用しております。そのため、読みづらい点がございますが、あらかじめご了承ください。】　＜手塚治虫漫画全集収録巻数＞すべて未収録　＜初出掲載＞『タカラジマ』1947年3月1日　不二出版社発行/『バット博士とジム』1947年7月15日　有文堂発行/『怪人コロンコ博士』1947年10月5日　同盟出版社発行/『Ｑチャンの捕物帳』1948年5月25日　新生閣発行密林の少年王掲載/『ハンスと金のかみのけ』1949年1月号　少年少女漫画と讀物付録/『ドローン城物語』1953年1月10日　おもしろブック臨時増刊　新年漫画読物号掲載/『ワン公月へ行く』1952年1月号　おもしろブック付録　新年漫画大行進掲載/『おばけジャングル』1952年1月25日　こどもブック新春増刊掲載/『鳥よせ少女』1

【著者紹介】
1928年、大阪府豊中市に生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家デビュー。1962年には『ある街角の物語』でアニメーション作家としてもデビューする。おもな作品に、漫画では　『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』その他多数、アニメーションでは『展覧会の絵』『ジャンピング』その他多数あり、全400巻の『手塚治虫漫画全集』（講談社）も刊行された。宝塚市には手塚治虫記念館がある。1989年に死去。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

『手塚治虫漫画全集未収録作品集』第二巻。1940年代から1950年代に描かれた作品を中心に収録されている。この当時の漫画の特徴である、短いページ数の読み切り作品が多い。初期の手塚の作風が存分に楽しめる内容となっている。『手塚治虫漫画全集』には、この時代の数ページの読み切り作品が多く収録されているので、本書の作品が未収録となったのは、単純に原稿紛失による理由が大きいのだろう。「少女サンデー」に掲載された『野ばらよいつ歌う』など、実に読ませる。

2016/02/19

[アーチャー]

「奇妙な大旅行」のジェットコースター的なストーリー展開にただただ唖然(笑)未収録作品をまとめてくれてるのは、手塚ファンとしてはうれしいのだが「鳥よせ少女」「びいこのおもり」「すずむしむすめ」「くろちょろのぼうけん」などはカラーで収録してもらいたかったな～というのが本音です。

2014/03/16

[ホームズ]

1巻よりも好みかな（笑）ファーブル昆虫記やシートン動物記を手塚治虫が漫画にしたらかなり良かったんじゃないかな～（笑）

2012/05/09

[anaksi]

●野ばらよいつ歌う クララ・ヴィーク、後のクララ・シューマンが主人公。少女サンデー1960年12月号〜1961年4月20日号に連載。全集にも未収録だった、知られざる手塚の少女漫画。 初回では少女クララは三頭身でメルヘンチックに描かれる。序盤はシューベルトが大事な役割を担う。ベートーヴェンの死を看取り、ベートーヴェンの甥のカールに金をせびられ、クララに「野ばら」の楽譜を贈る。 中盤、メンデルスゾーンも登場。そして終盤は当たり前だがシューマンも登場。クララも7頭身に成長して二人が恋に落ちたところで幕。

2017/06/11

[わとそん]

まあまあ

2012/04/22