出版社内容情報
大親友だった大郷錠(だいごう・じょう)の裏切りにより殺され、謎の異星人によって復活を遂げながらも大郷のたくらみにより砂漠の惑星へと島流しにされた須波光二(すなみ・こうじ)こと「カオス」。友の裏切りにあったカオスだが、逆に多くの異星人の親友を得ていく……。『大地の顔役バギ』や手塚治虫漫画全集未収録の『あとがきにかえて』も併録した、手塚治虫が「友情」について描いたスペース&ヒューマンドラマシリーズ『未来人カオス』完結の第2巻。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『未来人カオス』(手塚治虫漫画全集MT133『未来人カオス』第3巻収録)/『あとがきにかえて』(手塚治虫漫画全集未収録)/『大地の顔役バギ』(手塚治虫漫画全集MT321『大地の顔役バギ』収録) <初出掲載>『未来人カオス』 1978年4月16日号~1979年1月1日号 週刊少年マガジン連載/『あとがきにかえて』 1978年10月1日号 週刊少年マガジン掲載/『大地の顔役バギ』 Part I 1975年9月8日号 少年アクション掲載/『大地の顔役バギ』 Part II 1975年10月20日号 少年アクション掲載/『大地の顔役バギ』 Part III 1975年11月17日号 少年アクション掲載/『大地の顔役バギ』 Part IV 1975年12月15日号 少年アクション掲載/『大地の顔役バギ』 Part V 1976年1月12日号 少年アクション掲載(未完)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
56
この話は好きです。最後に残るのは友情、手塚さんの幼少期の切ない想いから昇華させたテーマが痛いほど伝わってきます。70年代後半、スターウォーズの影響を受けた作画が今見ると愛おしいです。チュウバッカのイメージを模した異星人ムザールとの交流に、コミュニケーション不全からの新しい関係の構築までの丹念な描写に感動を得ました。少年誌掲載の制約、打ち切りに近い形ながらも納得いくピリオドが与えられた作品だと思う。良い意味で隙間がある展開にもっと広げて描き続けて欲しい作品。カオスのアイパッチだけで、単行本か書けると思う。2020/05/04
ホームズ
2
面白かったんですが打ち切られてしまったんですね。最後は少し失速してしまった感じはありますが全体的には良かったと思います(笑)2011/09/20
ふろんた2.0
1
★★★2019/07/07
-
- 和書
- 大阪大学歴代総長餘芳