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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
44
利休と秀吉の対立は深まっていく。利休は茶席を通じて大名たちへの協力を依頼していき、賛同者を増やしていくが、徳川家康への協力依頼に失敗し、詫びへの理解が不足していたことにショックを受ける。秀吉は弟の秀長が亡くなったこともあり、石田三成の補佐に頼るようになったこともあって、利休に厳しい態度を見せてくる。最後に秀吉は利休を茶会に招くが、両者は決別の時を迎える。そうした中で古田織部は自分の詫びへの模索を続けていく様子も興味深い。2025/06/22
momogaga
35
レンタル。桃山時代のトリックスター古田織部。千利休とは違った軽さが信条。2019/10/15
眠る山猫屋
25
再読。シルバーな表紙も眩しい8巻目。伊達政宗が、今回は黄金色に輝く上洛道中。古田織部と高山右近、悪いよなぁ。伊達政宗、見事に手玉にとられてます。一方、利休の反撃はここへ来て、明智の才を摘み取ったのが己の業だと気づかされ、覚悟の質が真逆のベクトルに。悲劇は確定した。2016/05/21
国士舘大学そっくりおじさん・寺
15
利休は毛利輝元はじめ諸将を懐柔して反秀吉の一大勢力を作り上げんと企てる。豊臣秀長の死。そして伊達政宗と蒲生氏郷の大喧嘩。石田三成は権勢を誇り利休譴責に努める。家康から光秀の辞世を聞いた利休の衝撃。シビアで濃いやり取りの中、織部のひょうげ振りが光る。甲冑姿で張り付け台を背負う政宗がモビルスーツの様に格好良い。出雲の阿国らしき女も登場。そして利休の死の決意。2013/10/31
33 kouch
11
下の句は蛇足だ、という明智の侘びの境地が俳句へ繋がる?著者の独自の解釈なのか面白い。 己を見つめ直し、削いで残ったものが真の侘。付け足したり混ぜるのでなく成長・発展とは削ぐことなのかもしれない。奥が深い。。2022/12/27