感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビブリッサ
11
強烈な漫画体験は?と聞かれれば、私は「あしたのジョー」は必ず挙げる。世俗的で凡愚な自分とは懸離れたこの漫画世界に憧れた。俗なものに挑む男の作品が大好物なのは、この頃からだ。さて、そのジョーの世界を東西の学者が「心理学的剖検」を行うと?心理学、社会学、環境学、教育学、法学、様々な見地からジョーや彼を取り巻く人々を考察している。この漫画ではジョーだけが異常なのでは無く、彼を取り巻く段平、葉子、力石、ホセ、カーロス、皆異常者だ(笑)。その粘着性の強い心理集団が互いに依存と攻撃を繰り返しながら修羅場を演じている。2016/05/23
不動 明
1
行動分析学的考察だけはダメだったがあとはそれぞれの専門家の視点からのジョーの世界や登場人物達への心理分析は面白かった。自分が最近思っていた事と同じ見識があれば他の人はまた別の視点から意外な分析の光をあてていて新たな見方が出来た。不幸な運命の元にまた呼び寄せられる様に集まる数奇な人々の織り成す人間ドラマだ、あしたのジョーは!!2010/03/15
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