感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
61
本編では有名人が四人登場する。“アメリカを発見する”クリストファー・コロンブス。但しレコンキスタが完了するのは本編で描かれている現在=1491年の翌年にあたるため、イザベラ女王のお墨付きは貰っていない。ユダヤ人であるミゲルを航海に誘うが、チェーザレに惹かれている彼は断る。 行かなかった理由をチェーザレに語るミゲルと新天地に向ってゆくコロンブスの船が逆方向に向かうコマで第11話『神に選ばれし者』は終わる。まあそうはいっても、見つけた新天地を征服者用に作り変える作業が発生するのでどちらもやっていることは同じ。2018/12/06
吉田あや
59
いよいよロレンツォ・デ・メディチも登場してコンクラーベに向け面白くなってきた2巻!メディチ家でチェーザレが目にする絵画はボッティチェリの「プリマヴェーラ」。そしてミラノから来た面白い男が…と引き合わされたのはレオナルド・ダ・ヴィンチ!ルネッサンスの豪華メンバー極まれりで読みながらも自分も対面するかのごとく大興奮!1491年当時のシスティーナ礼拝堂の天井には今のミケランジェロのフレスコ画ではなく、満天の星が描かれていたなんて。資料から書き起こされた惣領さんの復元図がカラーで見られるのもうれしい!!2015/05/23
ケイ
59
チェーザレは、父の政敵ローヴェレに対抗するため、彼と姻戚関係にあり枢機卿にしてピサの大司教であるラファエーレを、その富と機知を使って懐柔する。またロレンツォ・ディ・メディチにもその息子への支援を約束して、彼から父ロドリーゴに一票を投じるように画策する。この時、チェーザレはまだ16才。時は、レコンキスタ最盛期、グラナダ陥落の前年だ。2014/12/28
mocha
51
メディチ、ダヴィンチ、コロンブス・・ルネサンス期のビックネームが続々と!2021/01/19
honoka
48
やっと知っている名前が。レオナルド・ダ・ビンチは実は宇宙人だったのではないかと教師が熱く語っていたっけ。彼に言わせるとニュートンやアインシュタインなどの天才科学者はみんな宇宙人だ。はっ、内容が難しいからと感想になっていなかった。ラファエーレが臭うと思っていたら…ミゲル、面白がってちゃダメ。自分ももう少し世の中を広く見られたらと思う。巻末の対談がマニアックで、これ世界史好きにはたまらないだろうな◁完全に蚊帳の外的な。2016/06/23