出版社内容情報
太平洋戦争のただ中にきてしまった海上自衛隊所属艦「みらい」。一隻の最新鋭イージス艦が、歴史を変える！
「みらい」奪還に成功した角松たちは、巡洋艦「阿賀野」の砲撃が容赦なく降り注ぐ中、脱出を図る。一方、尾栗たちは油槽船を奪って、菊池と桃井は空路で本土へ、それぞれ脱出を試みていた。梅津の死を無駄にしないため、「みらい」乗員は再び志をひとつにする！戦況の変化を受け、草加は「大和」機関科・鴻上に協力を要請していた。草加が目論むのは、戦艦「大和」を乗っ取り臨むマリアナ海域での最終決戦。切り札は――原爆。
【著者紹介】
かわぐちかいじ
1948年、広島県尾道市生まれ。68年「ヤングコミック」誌にて『夜が明けたら』でデビュー。『はっぽうやぶれ』『プロ』『ハード＆ルーズ』などヒット作多数。
87年『アクター』、90年『沈黙の艦隊』、そして02年に『ジパング』で講談社漫画賞受賞。
06年には『太陽の黙示録』で第51回小学館漫画賞、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞も受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
4
みらいを取り戻した隊員たち。一致団結して、草加の計画を阻止せんと動き始める。菊池と角松が仲直りできたのもよかった。次の巻を読んでしまいます。2013/02/08
JACK
3
◎ タイムスリップしてきた海自のイージス艦「みらい」の資料から太平洋戦争の結末と戦後の日本の状況を知った帝国軍人の草加。彼は、太平洋戦争を日本の勝利で終わらせるため、ウランを入手して原爆を作り上げた。米国が広島に原爆を投下する前に日本が米国に対して原爆を使用すれば戦争に勝利する事が出来る。しかし、歴史改変を阻止しようと「みらい」乗組員が妨害した事で、草加の原爆は航空機に搭載出来るサイズへと小型化する事が出来なかった。草加は原爆をどのようにして使うつもりなのか。ますます緊迫してきました。先が気になります。2013/02/07
