内容説明
徳川300年の基礎を築き、大奥に君臨した春日局の波瀾に富んだ全生涯、前編。明智光秀の片腕・斉藤内蔵介の娘・お福(のちの春日局)は、謀叛人の子という烙印の下に苦難・曲折そして数奇な運命を…。京での運命の高札“将軍家乳母募集”と、所司代・板倉勝重の推挙の下、いよいよ将軍家へ入城。
著者等紹介
横山まさみち[ヨコヤママサミチ]
1930~2003年、名古屋市生まれ。明治大学で演劇科から英文科に学ぶ
早乙女貢[サオトメミツグ]
1926年、ハルビン生まれ。慶應義塾大学文学部中退。戦後、山本周五郎の知遇を得て作家になり、68年、『僑人の檻』で第60回直木賞受賞。明治維新史に取材した超大作『曾津士魂』は、敗者の復権をめざして、歴史の表層に出ない庶民の生々しい姿を書いたライフ・ワークで、88年に吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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