映画は撮ったことがない ディレクターズ・カット版

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  • サイズ B40判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784063650150
  • NDC分類 778.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

初の劇場オリジナル作品『ひるね姫 ?知らないワタシの物語?』が3月18日に公開される、神山健治監督の著書の増補改訂版。神山健治の名著、新生!

企画、脚本、演出、ポスト・プロダクション──。
制作全工程の具体的な解説を通して「映画の正体」に迫る!

神山健治が作品をつくりながら巡らせ続けた思考を記録した単行本に、庵野秀明監督との録り下ろし対談、ダ・ヴィンチ誌で連載されたコラム「映画を生む本棚」、そして現在の心境をつづったあとがきを収録した増補改訂版!

最新作(原作・脚本・監督)
『ひるね姫 ?知らないワタシの物語?』
2017年3月18日全国ロードショー

神山健治の名著、新生! 企画、脚本、演出、ポスト・プロダクション──。制作全工程の具体的な解説を通して「映画の正体」に迫る! 神山健治が作品をつくりながら巡らせ続けた思考を記録した単行本に、庵野秀明監督との録り下ろし対談、ダ・ヴィンチ誌で連載されたコラム「映画を生む本棚」、そして現在の心境をつづったあとがきを収録した増補改訂版!

●はじめに
疑問と答えの連鎖

●企画・脚本──入れ物の開発、構造の構築
相乗りできる「何か」
企画の正体
「脚本の体」を成すための要因
「構造」を獲得する
「誤解」がもたらす構造

●演出──イメージを具現化する試み
演出の方向性は制作状況によって決められる!
制作状況との戦い
制作状況に勝利した場合の戦利品
同化効果あるいは異化効果を狙う
その“気分”を誰かに届けるために
誰がための映画か?
経験がモノをいう世界

●ポスト・プロダクション──最後の最後で作品を救う方法
アクティヴ演出の最終局面
編集の妙味とは?
音楽に救われろ!
諸刃の剣
効果音の妙味
演出耳と技術耳

●実写とアニメの差異──『Dandelion 学食のマブ』より
脚本と実尺の関係
画コンテのこと、カット割りのこと
描く=カメラに写す
光と影
色彩設計
同時録音とアフター・レコーディング

●映画は撮れたのか?──映画の正体に関する6つの考察
映画監督とは……
画を映すと物が語るという芸術
ストーリーを超えろ!
時間を真空パックする
独裁者たれ!
欠落の獲得

●総括として
作家性なるモノ、それを成す究極の構造

<補講>
企画編
脚本編
演出編
ポスト・プロダクション編
映画監督とは?編

<映画を生む本棚>
『番犬は庭を守る』岩井俊二
『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』東 浩紀
『ジェノサイド』高野和明
『ドライヴ』ジェイムズ・サリス
『ノーライフキング』いとうせいこう
『回転木馬のデッド・ヒート』村上春樹
『宝島』スティーヴンスン

<特別対談>
庵野秀明×神山健治

ディレクターズ・カット版あとがき

神山 健治[カミヤマ ケンジ]
1966年、埼玉県生まれ。アニメーション監督、脚本家。株式会社クラフター代表取締役 共同CEO。背景美術スタッフとしてキャリアを開始。2002年、『ミニパト』で監督デビュー。代表作に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ、『精霊の守り人』『東のエデン』などがある。2017年3月、初の劇場オリジナル作品『ひるね姫 ?知らないワタシの物語?』が公開。

内容説明

企画、脚本、演出、ポスト・プロダクション―。制作全工程の具体的な解説を通して「映画の正体」に迫る!神山健治が作品をつくりながら巡らせ続けた思考を記録した単行本に、庵野秀明監督との録り下ろし対談、ダ・ヴィンチ誌で連載されたコラム「映画を生む本棚」、そして現在の心境をつづったあとがきを収録した増補改訂版!

目次

企画・脚本―入れ物の開発、構造の構築
演出―イメージを具現化する試み
ポスト・プロダクション―最後の最後で作品を救う方法
実写とアニメの差異―『Dandelion学食のマブ』より
映画は撮れたのか?―映画の正体に関する6つの考察
総括として
補講
映画を生む本棚
特別対談 庵野秀明×神山健治

著者等紹介

神山健治[カミヤマケンジ]
1966年、埼玉県生まれ。アニメーション監督、脚本家。株式会社クラフター代表取締役共同CEO。背景美術スタッフとしてキャリアを開始。2002年、『ミニパト』で監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロア

22
「映画は撮ったことがない、だけど山ほど観てるからオススメをがっつり紹介するよ!」的な内容だと勝手に予想して読み始めたら違ったー!映画監督、特にアニメ映画の監督を目指している人向けに書かれた本でした。でも、観たい映画も色々見つかったよ。「ナイト オブ ザ リビング デッド」とか!ちなみに私のイチオシは「惡魔のいけにえ」超名作!(∩^ω^∩) 2017/06/14

vinlandmbit

17
神山さんの考え/方法論に触れられるだけでなく、庵野さんと神山さんの対談が特にとても面白い一冊。対談のタイミングがちょうどシンゴジラの頃との事で、その脚本に神山さんが絡んでいたとは知らず驚きでした。2018/03/04

こうすけ

15
アニメーション監督・神山健治の本。期待は薄かったけど、かなり良書だった。映像作りについて、丁寧に書かれていて面白い。が、本書でよく語られている映画の「構造」についてはあまりわからなかった。最近、ロードオブザリングのアニメ版を監督するとアナウンスがあったけど、どうなるんだろうか。2021/06/25

またの名

12
撮ったことがないと題して開始した連載の間に映画を撮ってしまい、逆説化したタイトル。師匠の押井氏から学びつつ著者なりに解釈した構造論をはじめ、一般意志2.0等の人文書も当然のように読んでる目配りから生まれる考察は、時間に沿って展開する線状的な物作りにならどの分野であれ参考になる。新書化に際し収録された庵野氏との対談で、著者が映画シン・ゴジラの基本段階に参加しゴジラ=原発を石棺に入れるという構想を提案したとの話まで出てくる、舞台裏の開帳。忖度に核開発にヘイトに五輪にと混迷した今こそ次回作への期待が止まらない。2018/02/24

ぎじぇるも

2
監督として企画の方法とその大事さ、作品の「構造」が全てを決める。問と答えの連続とバランスなどためになるところが多かった。推薦図書や、庵野秀明との対談なども入りアニオタは買った方がいい2022/08/01

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