内容説明
己の心を強くする方法を求め、胸に不治の病を抱えつつアメリカに渡った中村三郎。さまざまな人物と会うもその答えを得られず、悶々とする日々をおくる。やがて、帰国を決意する三郎だったが、偶然立ち寄ったカイロで、大聖者カリアッパ師と邂逅する。この出会いこそ、三郎の行く末を決定づける運命的なものであった。インド山中、厳しいヨーガの修行にはげむ若き日の中村天風を描く、第3巻。
著者等紹介
遠藤明範[エンドウアキノリ]
1959年生まれ。脚本家、作家。『機動戦士Zガンダム』のテレビシリーズ等、多くのテレビアニメ、オリジナルビデオアニメ、ラジオドラマ等の脚本を手がける。また、『3×3EYES』『攻殻機動隊』等のノベライズを執筆
木村直巳[キムラナオミ]
1962年生まれ。東京都出身。’78年「マンガ少年」新人賞に佳作入選。受賞作の『最後の妖精』で同誌にデビュー。代表作に、第7回文化庁メディア芸術祭受賞『てんじんさん』(双葉社刊)をはじめ、『天涯の武士』(リイド社刊)、『イリーガル』(小学館刊)等がある。ダイナミックかつ精緻な描写に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
30
ニューヨークで悩みの答えを探す中村三郎。日本では父が死ぬ。答えは見つからずにイギリスへ。そしてフランスで名女優サラ・ベルナールと出会う。しかし答えは見つからず、帰国を決意。するとたまたま立ち寄ったカイロでヨーガの聖者・カリアッパとの運命の出会い。カリアッパに連れられてインドはヒマラヤの霊峰へ。そこで始まる修行の日々。日々得て行く悟りと知恵の数々。カリアッパの言う「クンバハカ」という悟りを取得。胡散臭いけど面白過ぎる!。2014/07/01
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
13
希望を捨てずにいれば、きっと出会うべき人に巡り会う事が出来ます。2016/04/07
yasuko
3
ついにヨガの聖者カリアッパと出会い、インドの山中で修業の日々を送ることとなる。アクシデントで出会ったカリアッパ。答えを求め、真剣に動いていれば、いつかは出会えるものかもしれない。2013/05/19
絵具巻
2
文京区立真砂図書館で借りました。2018/09/13
NI-NA
2
クンバハカについて詳しく知れて、嬉しかったです。でもこんなにすごいものだとは知りませんでした。カリアッパ先生・・・すごい人ですね。やはり人生において素晴らしい師にめぐり合えることは、成長する上で必須なのかもしれないなと思いました。、2015/08/14