内容説明
『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『信濃毎日新聞CF/大切なことを、伝える。』に使用された美術画をノートリミングで400点以上収録。新海誠の背景美術画制作環境を紹介、その技法を徹底的に解説した技術ページも掲載。新海誠へのロングインタビュー&新海映像チーム主要スタッフ10名へのインタビューを敢行。
目次
秒速5センチメートル
雲のむこう、約束の場所
「ほしのこえ」
大切なことを、伝える。―信濃毎日新聞15秒スポットCF
新海誠の色彩
証言・新海誠の世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gerBera.m
13
写真集。美術画集。ちょっと懐かしいような、写真でとるより、哀愁がこもるアニメーションの世界。癒されました。空を中心に見たアニメの画集もこんなに素敵なんだなと、発見した気分です。2016/07/18
MIZUHITO
6
人間がひとりも描かれていない風景画は、綺麗であればあるほど廃墟に似ていた。それらが切り貼りされたこの画集は棺桶に入れられた綺麗な死体のようだった。眺めていて淋しくなって、その淋しい分だけなんだか救われたような気持ちになれた。けれど、新海誠のインタビューを読むと、それは彼が意図した救いとは真逆だったみたい。「自分に似合う風景がない」っていうのは淋しいなー。2014/07/07
七月せら
5
新海誠さんの作品は全体的にどこか懐かしさを感じます。例えば駅のホームの何気ないカット。あるいは異世界の風景にさえも。アニメ制作の詳しい技法は分からないけれど、そんなノスタルジックな世界を思う存分堪能することができました。新海さんは独自のワールドを持った不思議な人なんだろうなと想像していましたが、独自のワールドを持っているには違いないけれどとても穏やかな優しい人なんだと分かりました。2016/04/29
Harukasaki.
5
読書ではなく、作品集なんですが、新海誠監督の魅力的な背景カットが、めいっぱい詰まった素敵な作品集です。作品制作時のPC作業環境や、インタビューもあって、嬉しいです。"人が美しい風景の中に含まれていること救いとして描きたい、…"2014/05/12
に
4
一つ一つのシーンが写真みたい。日常を描き出すのが上手い。2017/08/30
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