出版社内容情報
【内容紹介】
英国の暴政の前に愛国者は立ち、ヒーローとなった！
18世紀、英領植民地のアメリカ。マサチューセッツ州レキシントンからサウスカロライナにかけて、自由独立を求める戦いが火ぶたを切った。銃が火を噴き、大砲玉が飛び交い、大地は炎に包まれる。しかしベンジャミン・マーチンにとって戦争は、思い出したくない悪夢でしかなかった。フレンチ・インディアン戦争における極悪非道な戦士は、二度と戦いに身を投じるつもりはなく、サウスカロライナの農園で妻に先立たれたあと、子育てにいそしむ穏やかな日々を送っていた。
だが、英国の容赦ない暴力と圧政に、ベンジャミン・マーチンが築きあげてきたすべてが粉々に砕かれた。戦士の本能を呼び覚まされたマーチンは武器をとり、建国の志士として奮い立った農民や職人らで組織された民兵隊を率いて立ち向かう。
自由という大義のために戦うことが、家族を守るたったひとつの道だった──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スー
17
34読了2000冊記念は大好きな映画のノベライズ本にしました。アメリカ独立戦争で活躍し湿地の狐と云われたフランシス・マリオンと複数の人物をモデルに創られたベンジャミン・マーチンが主人公。彼はフレンチインディアン戦争の英雄だったが結婚を期に武器を置き父親として長閑に暮らしていた。しかし植民地は独立の気運が高まり、家族が戦乱にさらされる事を何より恐れていた彼は家族を守る為に再び武器を取る。映画でも泣けたのに本を読むと映像と重なり、より一層泣けてしまいました。ジェイソンアイザックが演じる悪役ぶりが最高でした。2019/02/27
