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出版社内容情報
沖田 ×華[オキタ バツカ]
著・文・その他
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
192
レンタル。産婦人科でアルバイトとして働く×華。その日常を追う。と言ってしまうと簡単だが、毎日がとにかく重い。人生の裏側を見せられているよう。万人受けするとは言えないが、多くの人にお勧めしたい。★★★★☆2017/02/03
新地学@児童書病発動中
124
これは傑作。非常にお勧め。涙なしでは読めない。今年になって読んだ本の中で一番心を動かされた。高校生3年生の×華が、産婦人科で働きながら、命の生まれる現場に立ち会っていく。きれいごとばかりではなく、過酷な現実がしっかりと描かれており、重たい読後感。中絶、不倫、性的な虐待など目を覆いたくなるような現実に胸が痛くなった。それにしても呆れるのは、男性の無責任さだ。自分の再婚相手の子供を性的に虐待するは、人として許されることでない。暗い内容だが、ユーモラスなタッチの絵と、命を肯定する作者の姿勢が素晴らしい。2017/01/28
mariya926
84
高校3年生の主人公が、産婦人科で働く中で、多くのいのちと接することによって紡がれていく物語。119話まであるので、毎日少しずつ読んでいっていますが、なかなか重いです。1997年のお話みたいですが、すでにかなりの中絶する人がいて、産まれてくる前にいのちが失われてしまうのが読んでいて辛かったです。また流産などを通して亡くなっていく命に接している主人公。看護士は精神的にも肉体的にもかなり大変な仕事という認識を改めてさせられます。2024/12/21
あん
77
とにかく重たくて辛い内容です。 産婦人科は、新しい命が誕生する場所であると同時に、消える場所でもある現実を、ストレートに訴える内容です。 若い世代の方や、男性にも読んでもらいたい内容です。2016/09/03
かなっぺ
70
見習い看護師の目線で見た産婦人科での出来事。 自分自身の経験といろいろな意味で重なり驚いた。そんな私には内容は重いものでも無くサラリと、そしてズシリと今現在の自分自身の状況が幸せだと、気づかせてくれた大切な本です。2017/04/14