出版社内容情報
【内容紹介】
「うらしまたろう」の原型は、古くから日本各地に伝わる伝説です。室町時代の「御伽草子」にも登場し、日本でもっとも古いおとぎ話のひとつといわれています。明治以降に児童書で取りあげられ、いまのような形が広く知られるようになりました。助けたかめの恩返しで竜宮城に行ったうらしまたろうは、そこで夢のような数日間を過ごしますが、地上では何十年という時が流れていたという不思議な結末が印象的です。海底の楽園・竜宮城や美しい乙姫さま、玉手箱など、昔の人の想像力の豊かさを感じることのできるお話です。