出版社内容情報
【内容紹介】
逃げ去ってゆく恋？――桃子が再びいなくなった。もしかするとこれが最後かも。桃子と出会ってから4年と半分の間、ふたりは行ったり来たりの連続で、下川や洗太郎さん、みんなそれぞれの道を歩き出して、そして僕には進歩がなかったかもしれないけど、だけど変化はあったはずだ――桃子は逃がさない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マシンガン
2
ついに最終巻。学生生活というよりも、各自の恋愛関係の顛末描写に多くを割く展開。長く親しんだ物語がこのエンディングで良いのかという、当時感じた違和感は今も同じだった。作者は最後、俊平にどうしてもあのセリフを云わせたかったのだろうか。叶うものなら訊いてみたい。いずれにしても、懐かしさと新発見をありがとう。2024/05/17
