日本陸軍の基礎知識 昭和の戦場編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784769816720
  • NDC分類 396.21
  • Cコード C0095

内容説明

荒涼たる大地で、鬱蒼たるジャングルで、日本軍はいかに戦いにのぞんだのか!?知られざる将兵たちの戦場生活の実態を写真、イラストを駆使して詳説する。斥候とは?急行軍とは?露営とは?何を食べ、給水し、どこで寝て、排泄し、どのような兵器を装備していたのか。戦場での兵士たちの真実の姿!

目次

戦時体制と平時編制
動員と出征
出征部隊の装備と上陸
行軍
歩哨と斥候
伝令と連絡兵
道路と渡渉
宿営と廠営1
宿営と廠営2
給水と便所
駄馬と輜重車1
駄馬と輜重車2
駄馬と輜重車3
加給品と煙草
戦場の食事1
戦場の食事2
戦場の食事3
衛生システム

著者等紹介

藤田昌雄[フジタマサオ]
1972年、東京都に生まれる。日本陸軍を中心に兵站、軍事史を研究する。軍事史学会会員、軍事法規研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

51
昭和陸軍が戦場に臨むためにどのように編成され、どのように行動していたか。写真とイラストを含めて編成、動員、出征、戦場でどう食事を作り排出をしていたか、などなど。前線で部隊が働くためには後方がいかに大切かがわかる。この後方兵站を規定していながら無視したがために、兵隊さんは大変な苦労をしなければならなかったわけである。資料価値非常に高い。各項目は写真、図を含め6ページほど。隙間時間にも読める。2021/08/23

りー

25
満州事変~日中戦争(支那事変)にかけての日本軍の衣食住を平易に解説した本。豊富な図表と写真が興味深かったです。なにせ、にわかに近代を学び始めたので、あらゆることが初めまして。どうやって移動し、食事をし、用を足していたのか。移動は徒歩が基本で、30kgの装備を担いで4kmを50分で歩き10分休憩。物品の運搬は馬が基本。ちなみに自動車を使えば13.5㌧を9台で運べるが、馬が主役の輜重車だと12㌧運ぶのに64台必要…マジか。ドイツの機甲師団て同時代ですよね(・・;)日本は一体何と戦争をしていたのだろう。2021/10/01

六点

15
ちょうど8月というわけでもないが、戦争を振り返るという意味での一冊。著者が収集した古写真によるこのシリーズであるが、昭和の戦場、とりわけ、支那戦線のものが多数を占めている。とにかく、只管歩く。歩兵に踏破出来ぬ地形はないという位歩く。歩兵は歩いて歩いて、飯を作り、只管壕を掘る。輜重兵はそれに馬の世話が加わる。寧ろ、馬の世話を終えてやっと自分たちの世話なのだ。巨大な労苦の集積の結果、会敵するのはホンの一瞬。その他は只管、行軍と宿営の繰り返しである。資源と生命と労働の巨大な浪費であるのだなあ、戦争というものは。2021/08/05

筑紫の國造

7
主に軍隊の「戦場での生活」に焦点を当てた解説本。豊富な写真を用い、図や数字なども混ぜながら、今では知り難い軍隊の生活模様などについて簡潔に説明してくれる。「動員」や「出征」などの用語も解説されるが、なんといっても出征した兵士たちが異国の地でどのように生活していたかについての写真と解説が非常に具体的だ。ともすれば「非日常」と見てしまいがちな「軍隊」であるが、彼らも人間である以上、食事をし、排泄し、休息する。それは今も昔も、戦場も銃後も同じである。当時を理解する労作として持っておきたい。2022/07/21

剛田剛

2
役に立つ資料ではあるが、いろいろと雑なんだよこのシリーズ。編集者仕事してるのか?2020/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14103750
  • ご注意事項