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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
uchi
3
再読。この頃のアフタヌーンは女神様っ、勇午、ガンスミ、ワッハマン、地雷震、むげじゅう、岸和田博士、たくさんのおもしろい漫画が掲載されてました。その中の1作『菫画報』も一筋縄ではいかない学園もの。菫と上野小路の関係好きです2022/07/18
とにざぶろう
2
石黒正数が「それ町は菫画報からモロに影響を受けている」みたいなことを言っていたので。その通りだった。物語の構成やキャラクター、漂う空気感がまるっきりそれ町。面白い。それ町好きな人は、ちょっと違うそれ町が読めるので読んだ方が良い。本当は、それ町の方が菫画報Remixなのだけど。2019/02/24
あさひ
2
基本は学園コメディ。それにSFやら怪奇趣味やらサブカル知識やらを好き放題詰め込んであります。作者の原点、初期衝動の漫画ですね。作者の全てのものが集約されている感じ。この作品の一部エピソードやキャラを抽出して物語の幅を広げ、完成度を上げたものが以降の作品なのかな?でも完成度が高くなり読みやすくなっても、この初期作品の雑多な魅力には敵わないかもしれない…。面白いです。2014/05/17
ジェミジェム
1
講談社のインタビューで石黒正数氏が「めちゃくちゃ影響を受けた漫画」と語っていて、ぜひとも読んでみねばと。それ町の日常と非日常の不思議なマーブルを愛してやまない私としては、このSF(すこしふしぎ)がたまらない。時代を感じる古めかしさがたまらない。ぶっ飛んだ(でも人間くさい)キャラたちがたまらない。ネガティブ一徹で暗黒のようだった学生時代に戻って、このひとたちのように自由に自由を謳歌したい!とむずむず思う。わたしももっといろんなことをすればよかったなあ。2018/12/24
Myrmidon
1
サブカル系究極超人あ~る、といった感じ。特に新聞部編も演劇部編も第一話はあ~るそのものである。我が青春=あ~る、である自分としては、当然(たうぜん、と言いたい)面白い。ただ全体の主眼やテーマはあ~るとはかなり異なる印象。あ~るでは中心テーマであった「ユルい文化部生活」の部分が、本書では単なる舞台装置に過ぎず、短編ストーリーが中心にある。あるいは、絵日記的リアリティと80年代的お祭り感に満ちたあ~るに対し、90年代的な筆者の内面の反映である菫画報と言おうか(批判しているワケではない)。2016/08/26