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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
年中古本派・文花
14
新装版で久しぶりに再読。やっぱ、いいねー♪この空気感。年齢(とし)をとる毎に、味わい深くなっていく気がする。言葉では表現するのが難しいことを絵にするのが得意な作家さんだよね。でも、何年たっても、ココネは可愛いなーw2014/10/25
ピク
8
マンガ卒業へ向けて云々カンヌン言ってる中全然そのゴールが見えないのですがとりあえず心意気だけでもそこへ向けてがんばろうと、ずっと未読のまま心残りだったマンガにも手を出しているところで、そのTOP2が『惑星のさみだれ』と、そして本作『ヨコハマ買い出し紀行』。「黄昏の時」ま、つまりはもう人類の滅びは近いのかもねってくらい水面が上昇したヨコハマで、ほとんど客のこない喫茶店を営むアンドロイド・アルファさんの、人類にとっては黄昏でも彼女にとってはとても幸せな日々のスケッチ。2016/04/22
サエズリ割津
6
面白かった。海がせり上がり陸が減り続ける世界で横浜近郊の岬で喫茶店を営むロボットのアルファの日常を描く作品。文明が発達した後に必ず訪れる衰退を穏やかで優しい世界観で描いていて素晴らしい。セリフが最低限なものしかないのも想像を掻き立てる。後半に登場するアルファの後継機ココネとのやりとりもあったかくて素晴らしい。心に沁みる作品。2017/09/08
645
6
『ARIA』が好きな方にオススメな作品。作品の持つ雰囲気は良く似ていて、一つのコマを切り取って見ても温かく落ち着く背景とキャラの表情が魅力的な漫画。しかし、世界観は似て非なるモノと言いますかむしろ真逆ですね。『ARIA』は焦燥に過ごす日々から何か素晴らしい事を見つけていく物語。こちらは世界が既に荒廃している背景があり、生きている人々は今を素晴らしいモノとして過ごしている点が印象的。取り分け、主人公を感情豊かなロボットにした事が効果的で、読んでいて微笑ましい。2014/05/07
ももたろ
5
読みながらなんとなく思い出したのは、鈴木志保の「船を建てる」の世界観だった。主人公が人間じゃなくて、世界の終りを感じさせる雰囲気を持ちつつ、落ち着いた明るさがあって、懐かしくてどこか切ない感じ・・・・。こうして書くと自分のボキャブラリーの貧困さに愕然とするのだけど、「なんかいい感じだから、おすすめ!!」と言いたくなる作品だった。2015/09/09