講談社ノベルス
悲終伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 512p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062991193
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

きみは呼ぶ。この結末を「伝説」と。西尾維新最長巨編「伝説シリーズ」ついに完結!人口の三分の一が失われた地球で、感情を持たないがゆえ、突如ヒーローに選ばれてしまった少年。生きるために逃げていたはずなのに、戦い続けるうちに死に損なっていた。彼の名は空々空。この少年の名前を、どうか忘れないでほしい。

西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他

内容説明

人口の三分の一が失われた地球で、感情を持たないがゆえ、突如ヒーローに選ばれてしまった少年。生きるために逃げていたはずなのに、戦い続けるうちに死に損なっていた。彼の名は空々空。この少年の名前を、どうか忘れないでほしい。

著者等紹介

西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

168
伝説シリーズ、全十巻、5000P強、約300万字、足かけ6年、遂に完読しました。西尾維新を読むきっかけとなった作品だったので、期待していたのですが、惰性で読み続けた結果が・・・地球25億人殺しスペースオペラAKBといった感じの作品でした。2018/05/02

さばかん

52
終わってしまった。物語は完結してしまった。戦争は終結してしまった。          戦わないで終わってしまった。戦わずして終わらせてしまった。         宇宙に来てから話し合いばっかりだったけど、面白かった。話し合いが面白かった。      最後になって明かされる謎の数々。    放置されたままの数々。    右往左往しながらも最後はサシで決めた空々空。    そして少年は伝説になった。2018/06/16

流言

29
まさか、伝説シリーズがきれいに終わるとは。その事実が衝撃だった。まさか、剣藤さんに悲鳴が響かなかった理由も、火星陣に地球陣が勝てた理由も、一年後の悲鳴も、壊れた破壊丸も、心がない英雄の顛末もきれいに回収するだなんて、誰が想像できようか。氷上さんが一生を空々くんと添い遂げ、地濃ちゃんがエンディングをしめくくる姿を、誰かが思い描くことができていただろうか。どこまでを作者は想定して書いていたのだろうか。無駄がなかったとは言わない。むしろ、九割がた無駄でできたような小説だったけれど、この幕の引き方は喝采しかない。2018/06/15

真鍋

28
約5000ページに及ぶ一大巨編「伝説シリーズ」完結。ただただ凄まじかったです。西尾維新さんの作品はこれでもある程度は読んでいるつもりなので、意外性とか特異性とかにはだいぶ慣れているつもりでしたけど、このシリーズ只者じゃないなという感じです。まずスケールが桁違いすぎます。子供心というか、高揚感がくすぐられて怒涛の勢いでこの巻読みきりました。まさか「悲鳴伝」を読んでいるとき、この英雄譚がこんな道筋を辿ってこんな結末に収束するとは、はは、とてもとても。本当読んでよかったな、と読後の余韻にほわぁとしています。2019/09/01

ふじさん

27
「伝説シリーズ」最終巻。何より本当に完結した事、それを自分が読み通せた事に対する純粋な驚きがある。提示される解決策は余りに力業だし、回収し切れていない伏線もちらほら。既刊を通じ独特の冗長さが付き纏う内容でもありつつ、三百万文字にもなる物量の果てにこうも綺麗な大団円を読まされては流石に感慨深かった。「殺し合い」に始まった物語がやがて「話し合い」に移行していくと共に、大量死が大量の蘇りへ、そして新たな世界での大量生へと繋がっていく結末も鳥肌。「著者流の震災後文学」と何気なく書いた一作目の感想を見返すとまた→2021/10/26

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