講談社ノベルス<br> 鷹の砦―警視庁捜査一課十一係

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鷹の砦―警視庁捜査一課十一係

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062991025
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

多くの特殊犯罪を解決に導いてきた捜査一課十一係――殺人分析班の捜査と推理が光る、人気警察ミステリシリーズ最新作!

内容説明

都下の山中で立てこもり事件が発生。犯人は、殺人事件の被疑者として十一係が追跡していた男達だった。一般人が巻き込まれ緊迫する現場。男達は人質の一人と刑事・如月塔子の身柄交換を要求し、塔子を連れて逃走してしまう。所轄の猪狩巡査長とコンビを組み、相棒の救出に奔走する鷹野。一方、塔子自身も犯人から逃れるために知恵を巡らせる。かつてない窮地の中、鷹野と十一係は塔子を救い出し、事件の真相を解明できるのか!?

著者等紹介

麻見和史[アサミカズシ]
1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年に『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。大学の解剖学教室を舞台にした医療ミステリーで注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

125
ミステリ界の気鋭が満を持して送り出す人気シリーズ。当初は猟奇的なオープニングと手の込んだ謎解き要素がウリだったが、ここ数作は特に如月塔子の成長ぶりに読みどころがシフトしているようだ。本作では、シリーズヒロインの絶対に死ねない特性?を生かし、かなり手ひどく扱われても、最後は敢然と悪に立ち向かう彼女の勇姿が描かれている。加えて、相棒の鷹野ほか魅力あふれるレギュラー陣、突然内幕を饒舌に語りだす犯人など、各種お約束も健在で、ファンには納得のクオリティが嬉しい限り。次回も健気な彼女の活躍から目が離せない。2020/08/14

いつでも母さん

119
面白かった。面白かったけれど・・なんだろなぁ。二人の関係に物足りなさを感じてしまう私。塔子が鈍感なタイプだからか?(笑)いや、これは刑事ものなのだから・・これでいいのか。ゆっくりと進むのね、きっと。そのうち殉職なんてイヤですからね。今回は立てこもり!人質交換で塔子が・・って、オイオイでしたが。成長が見て取れる塔子。次はどんなだろうって、すぐ期待してしまう。2018/01/03

KAZOO

114
麻見さんの十一係シリーズ最新作の10巻目です。今回の犯人はかなり凶悪な感じですが、裏の世界でもこの主人公のコンビの名前が知れ渡って、女性刑事が人質になってしまいます。最後は敵の敵は・・みたいな様相を呈していき、うまく決着をつけていきますが、今後の活動に支障はないのでしょうかねえ。2018/08/16

タックン

94
シリーズ10作目。殺人事件を捜査してたら拉致監禁事件になって、なぜか塔子が身代わりの人質に・・?本当に死を覚悟するような展開んだけど意外とアッサリで拍子抜け。グロイのが減った分、もうちょっとハラハラドキドキさせて欲しかったな。政治家まで登場させてきた犯人たちの狙いとか構図がよくつかめなかったし、やっぱり最後があっけなさ過ぎて!!何だったんだろうか、この事件?塔子のキャラもいまいち発揮されてないし、そろそろこのシリーズも限界か?最後の最後に全巻で匂わせてた鷹野のピンチが!!これはよかった。2018/02/07

papako

74
シリーズ続けて。今回は塔子さんが人質にされた。殺人事件の犯人を追っていた11係。逃げられ、立て篭もられ、塔子さんが人質に。果たして助けられるのか?暴力にさらされ、死を感じさせられ、少しはこりるかと思った塔子さん、無防備すぎるよ。そして単純な殺人、立て篭り砦思われた事件は意外な結末へ。前々作に登場した猪狩再登場、準レギュラーへ昇格?そして河上と鷹野のやりとりも相変わらず。2人ともがんばれ。2020/06/26

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