講談社ノベルス
捕まえたもん勝ち!―七夕菊乃の捜査報告書

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062990844
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

ミステリ漫画界きってのストーリーテラー、初のミステリ小説解禁!!!ミステリ漫画界きってのストーリーテラー、初のミステリ小説解禁!!!

「小説でしかできないことをやりました」加藤元浩

念願の刑事となるも、捜査一課のお飾りとして邪険に扱われる菊乃の前に現れたのは、多くの犯罪を解決してきた心理学者・草辻蓮蔵。元FBIで嫌味ったらしい書類の鬼「アンコウ」こと深海安公に足を引っ張られながらも、徐々に事件の真相へ近づいていく菊乃だが――!?
小説ならではの大仕掛けを含んだ、緻密にして爽快な本格長編ミステリ!!

加藤 元浩[カトウ モトヒロ]
漫画家。「月刊少年マガジン」で『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』、「少年マガジンR」で『Q.E.D. iff
―証明終了―』を好評連載中。

内容説明

念願叶って捜査一課の刑事に抜擢された七夕菊乃。しかし元アイドルという経歴のせいでお飾り扱いされてしまい、おまけに、驚異的な洞察力を持つ天才心理学者・草辻蓮蔵と、FBI出身で報告書の書き方に異様な執念を燃やす鬼才、「アンコウ」こと深海安公が繰り広げる頭脳戦に巻き込まれることに!初めて挑む密室殺人事件の捜査は、一体どうなってしまうのか!?「小説でしかできないことをやりました」と著者自ら語る、傑作長編ミステリ!

著者等紹介

加藤元浩[カトウモトヒロ]
1997年から「マガジンGREAT」で『Q.E.D.―証明終了―』を、並行して2005年から「月刊少年マガジン」で『C.M.B.森羅博物館の事件目録』を連載。2015年4月発売「マガジンR」1号より『Q.E.D.iff―証明終了―』連載開始。2009年、第33回講談社漫画賞少年部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山本真一郎

32
読了。いやあ面白かったし楽しかった。長い事積読にしてしまった事を後悔。すっかり忘れていたものの、帯の推薦文が有栖川有栖と田中芳樹だった事も購入を促してくれたのは間違いないところ。少年漫画の熱さを感じ取れる楽しさと上質のミステリを読む面白さを同時に味わえる贅沢な作品だったと思う。ミステリとしては「んっ?」となってしまう様な危うさもあったものの、それを吹っ飛ばす程の「読ませる」力があったのではないだろうか。もし続編が出れば読みたいところだがさてどうだろう。正に帯の田中芳樹が言った通り「読んだもん勝ち」である。2017/10/12

水無月冬弥

26
ミステリーマンガの第一人者、加藤先生のミステリー小説。さすがの面白さでした。トリックもさることながら、キックちゃんが作者が描くヒロインの系譜を受け継いでいて、気持よく舞台を動きまわるのがいいですね2016/10/29

buchipanda3

21
「Q.E.D.」などのミステリ漫画の著者による長編小説。主人公・七夕菊乃は捜査一課の刑事で元アイドル。男勝りな性格で、教官をダウンさせた強烈な蹴りからあだ名がキック。著者らしさを感じさせる主人公で、文章でもキャラ立ちの上手さが感じられた。メインのトリックは結構大胆と思えるもので面白味があった。既作品のキャラ構成の先入観を巧く活かそうとしたのか分からないが、意外な展開を見せるくだりは先読みできてしまった。トリックもそうだが少し親切すぎな気も。相方にもう少し魅力が感じられる設定があればもっと良かったと思う。2016/10/18

あまりりす

19
『Q.E.D〜証明終了〜』大好きで、家には全巻(iffも含め)あります!加藤先生の作品と言われれば、読まずにはいられませんよ!面白かった、でもヒロインとしては可奈ちゃんのほうが上だけどねっ!←可奈ちゃん大好き(*´艸`*)元アイドルという設定がこの作品の妙ですよねぇ。周りを固める登場人物も愉快で、いい感じ♪楽しかった、続編希望です。2016/12/11

陸抗

18
元アイドルで刑事の、キックこと七夕菊乃の事件簿。菊乃が、竹を割ったようなさっぱりした性格なので、読んでいても痛快だった。作者さんの仕掛けた罠には見事にはまり、怪しいと思ってた人が実は…。ラストの真犯人、生きてると思ってたなぁ。面白かったので、続きも読みたい。2017/10/25

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