出版社内容情報
坂口安吾によって伝説化された薄命の女性作家、矢田津世子。繊細な筆致で庶民生活の葛藤を情感豊かに描いた、代表的短篇小説8篇。
昭和5年、「文学時代」懸賞小説に当選し文壇にデビュー。繊細な筆致で庶民生活の心理の葛藤を情感豊かに描き、「神楽坂」は芥川賞補作となる。表題作のほか生地秋田を題材にした「凍雲」、「父」「旅役者の妻より」「女心拾遺」「く女抄録」「鴻ノ巣女房」を収録。胸を病み37歳で逝去、坂口安吾によって伝説化された薄命の女性作家矢田津世子の代表的短篇小説8篇。
内容説明
昭和五年、「文学時代」懸賞小説に当選し文壇にデビュー。繊細な筆致で庶民生活の心理の葛藤を情感豊かに描き、「神楽坂」は芥川賞候補作となる。表題作のほか生地秋田を題材にした「凍雲」、「父」「旅役者の妻より」「女心拾遺」「〓(く)女抄録」「鴻ノ巣女房」を収録。胸を病み三十七歳で逝去、坂口安吾によって伝説化された薄命の女性作家矢田津世子の代表的短篇小説八篇。
著者等紹介
矢田津世子[ヤダツセコ]
1907・6・19~1944・3・14。作家。秋田県生まれ。上京後、麹町高等女学校卒。1927年、実業家の兄・不二郎の転勤に伴い名古屋に移る。不二郎とともに名古屋の同人誌「第一文学」に加入し、「女人芸術」名古屋支部員としても活躍。36年、第一創作集『神楽坂』刊行。同作は第3回芥川賞候補となった。44年、結核のため37歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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